可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

山村先生ふりーく!④『コレをやめればお腹はすかない』(糖尿病)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

最近、山村先生の動画をいっぱいご紹介していますが、short動画でも素晴らしい内容のものが多いので、集中してご紹介したいと思います。

 

本日は、『コレをやめればお腹はすかない』です。

前回、理想の炭水化物量は人により違うから最大血糖値140以内を目安に食事を調整しようという内容の動画をご紹介しました。

人により理想の炭水化物が違うのは分かったけど、では山村先生はどんな食生活をされているの?という疑問に答えてくれたのが本動画です。

 

『コレをやめればお腹はすかない』

www.youtube.com

 

 

山村先生はご自身の食生活について、

炭水化物たっぷりの食事はほとんどしていません。

おかず中心でご飯もたまに食べる程度です。

炭水化物食べなくなるとお腹も空きにくくなりますよ。

と仰っています。

炭水化物を減らすとお腹が空きにくくなる理由については、特に言及されていないのですが、その理由こそが肝心です。

実は、3大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物のうち血糖値を急上昇・急降下させる栄養素は炭水化物(特に精製されたもの)です。特に糖尿病患者は少量の炭水化物でも大きく血糖値が反応する事があります。

 

そして空腹感というのは主に血糖値が低下した時に起こる現象なのです。

特に耐え難い空腹というのは血糖値の急上昇後に起こる急降下により起きます。

空腹感に悩まされないためにも、高血糖をもたらさない食事内容に調整することは非常に重要なのです。

 

ここで間違ってはならないのは、炭水化物を一律に質量の大小で評価しないことです。

砂糖由来の100gと野菜由来の100gでは血糖値への影響は全く違います。

あくまで最大血糖値140以内におさめるための炭水化物の調整であって、糖質量を抑制するのが目的ではない、ということです。

最大血糖値140以内に出来ていて、空腹感に悩まされないならば何を食べても問題ありません。山村先生の場合は、主食に白米を摂らないという方法がベストなだけで、人によりベストな解は異なります。

 

また糖質を調整する必要性を説くと、『糖質制限は害悪だ』などと仰る方もいますが、実際のところ、糖尿病患者のPFCバランスを一律に設定できるエビデンスは存在しません。これは日本糖尿病学会も認める厳然とした事実です。(糖尿病診療ガイドライン2019)

人によって炭水化物量30%がベストなこともありうるでしょうし、80%がベストなこともありうるということです。(理想の炭水化物量は人により違う)

 

しかし間違いなく言えることがあります

〇糖尿病患者の寿命は健常者より10年近く短いこと。

〇HbA1c6.0%を超えるあたりから死亡率は上がってしまうこと。

2型糖尿病患者の平均HbA1cは7.1%前後であること。

我々は既に寿命を10年も縮めるような病気にかかっていて、できるかぎりHbA1cを6.0%未満にまで下げる必要があるということです。

このまま高血糖状態を放置すれば、異常な空腹感は一生付きまとうことになり、寿命も10年縮むのですから。

 

 

(以下は空腹感についてのマダオ経験談私見です)

ここまで読んだ方でも『何の制限であれ食事の我慢なんて無理だ!』と思う方は多いでしょう

なぜなら、我々糖尿病患者は日常的に耐え難い空腹感に晒されているからです。

健常者の方々は、簡単に『我慢しろ!』とか『努力が足りない!』とか言ってくれますが、我々の空腹感は次元が違うのです。

 

しかし、思い出してくださいマダオは最大血糖値に合わせて炭水化物を調整しろ、という趣旨のお話はしましたが、カロリーを控えろとか空腹感を我慢しろという話は全くしていません

最大血糖値400オーバーだったころの空腹感は今も覚えていますが、アレは我慢できるような代物ではありません。

 

正直、闘病開始時は食事で満腹になっても、1時間もしないうちにお腹が空いて仕方がなくなり、一日中オヤツを食べている有様でした。

当初は間食にかけている費用だけでも月1.5万円は超えていたと思います。

そんな状態で血糖値なんて下がるわけないし、痩せないと思うでしょうか?

ここで前回ご紹介した理想の炭水化物の話になります。炭水化物を含んでいてもカロリーが高くても血糖値を上げづらい食べ物というものはあります。

 

結論から言えば血糖値を上げづらいオヤツを厳選し、最大血糖値が目標値を超えないようにだけ気を付けていれば空腹感を我慢する必要はありません

実際にそんな生活を続けた結果、最大血糖値を抑制することに成功し、間食の量も徐々に減少。今は間食にかける費用は3分の1以下で済んでいます。

血糖値400超と140未満では、金額ベースで3倍から4倍くらい、感覚的にもそれくらい空腹感のキツさが違います

 

特に糖尿病患者は少量の炭水化物でも血糖値が上がる事があるため、自分に合っていない食事をした後の空腹感は健常者の比ではありません。また元の数字が高いため、正常値まで改善しようとすると血糖値の下降によりトンデモない空腹感を味わうことになります。

なので、マダオ血糖値をあまり上げないものであれば間食はガンガンしていいと思いますし、我慢などするべきではないと考えています。大事なのは目標とする最大血糖値を超えないことであって、カロリー量を気にするのは最大血糖値が充分下がった後で良いのです。

(以上マダオ私見終了)

 

 

重要なのは常に血糖値であり、食事量(カロリー量)や炭水化物の質量ではない

 

その他の山村先生の動画は以下リンクよりご覧いただけます。

 山村先生ふりーく!①『食事8割、運動2割』

 山村先生ふりーく!②『今すぐ止めろ!恐怖の飲み物』

 山村先生ふりーく!③『理想の炭水化物量はどれくらい?』

   

 山村先生の体当たり血糖測定!【医師検証動画】シリーズ

 玄米は糖尿病患者にとって安全な食品ではない

 蕎麦はうどんと同じくらい糖尿病患者にとって危険である

 全粒粉パンは糖尿病患者にとって安全な食品ではない

 オートミールは糖尿病患者にとって安全な食品ではない

 果物は糖尿病患者にとって安全な食品ではない

 甘い飲み物はガチの危険物である 

 トクホのお茶は気休め程度にしか血糖値上昇を抑制しない

 レジスタントスターチはほとんど意味がない

 

 寿司と刺身の食べ比べ【何が高血糖の原因なのか?】

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

【マダオが気になる糖のニュース】GLP-1受容体作動薬やマンジャロに自殺のリスクか

はい。こんにちは。

マダオです。

 

2024年初っ端からハードなニュースですね。

ヨーロッパに続きFDAでもGLP-1受容体作動薬やマンジャロの自殺リスクを検証中だそうです。

 

糖尿病治療薬で脱毛や自殺願望の報告、米FDAが検証 - CNN.co.jp 様

 

(CNN) 糖尿病薬や減量薬として一般的に使われる「オゼンピック」「マンジャロ」「ウゴービ」などの医薬品について脱毛や自殺願望などの副作用が報告されたことを受け、米食品医薬品局(FDA)が検証を行っている。

 

脱毛も嬉しくはないですが、自殺はさすがに御免こうむりたいところ。

 

FDA有害事象報告システムのウェブサイトでは、「FDAが潜在的安全問題を特定したという意味であり、この医薬品と記載されたリスクとの因果関係を特定したという意味ではない」と説明している。

 

マダオは以前の記事で「脳に作用するという精神病薬を思わせる薬なうえに、得られる効果に比して報告されている副作用が大人しすぎる」と書きました。

本来、生き物は食べられなくなった時が死ぬときです。

脳に作用して食欲を落とすというのは、大変大きなリスクにつながる可能性があります。

 

またゼップバウンド(マンジャロ)についてですが、8ヶ月使用後断薬し、1年経過しても体重が半分しか戻らない(薬の効果が残存している)というニュースもあります。

 

リリーの肥満症治療薬、体重ゆっくりとリバウンド-使用停止後の研究 - Bloomberg 様

 

これは本当に良いことなのでしょうか?脳に不可逆のダメージを与えているのでは?

 

いまはまだ『可能性』の検証ではありますが、やはりこの薬、安全なイメージを全く受けません。(個人の感想です)

 

もともと、糖尿病の併発症として鬱はよく知られており、特に40代、50代の糖尿病患者は自殺率が極めて高いことが知られています。

 

糖尿病のある人は自殺と事故のリスクが高い 日本人10万人を調査 | ニュース | 糖尿病ネットワーク 様

 

そもそもハイリスクなところに加えて、自殺の副作用の可能性・・・。

現在、日本の2型糖尿病患者の10%近くがこれらの薬を使用しているわけですが、大きな薬害問題にならないことを祈るばかりです。

 

マダオが気になる糖のニュース NO.11
CNN様、Bloomberg様、糖尿病ネットワーク様 ありがとうございました。

 

去年、欧州で検証が始まったことを伝えた記事はこちら。

「やせ薬」にも使われる糖尿病薬、自殺念慮の副作用か 欧州当局が調査 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) 様

 

 

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ナンセンス&趣味

はい。こんにちは。

マダオです。

 

年始からこんなサイトを見ちゃう皆様に、マダオ的に面白かった動画などをご紹介します。

糖尿病患者は鬱の併発率も高いと言いますし、気楽にみていただければ幸いです。

 

なお、ご存じかもしれませんが、本ブログの管理人は感性がお下品よりでございますので、お上品な方は戻るボタン一択でございます。

悪しからずご了承ください。

 

目次

 

ナンセンス①オセロが完全攻略される

gigazine.net

昔から、ボードゲームは最善手というものが存在すると言われていました。

確実な予想として最善手があると言われながらも証明されることはなかったのですが、とうとうオセロの牙城が崩れました。

そう遠くないうちにもっと複雑な将棋等についても解き明かされる日が来るかもしれませんね。

 

ナンセンス②アルツハイマー病はウン〇で感染する

nazology.net

スカト〇マニアの方は要注意です。

ネズミでの実験ですが、アルツハイマー病の個体の糞を健康個体に移植するとアルツハイマー症状が出るとか。

腸内細菌の働きが脳に与える影響は我々が思う以上に大きいのかもしれません。

 

ナンセンス③iPhoneの代わりに20万円を持ち歩いたドキュメンタリー

dailyportalz.jp

な、何を言っているか分からねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった(Pルナレフさん。職業:スタンド使い

見れば分かるその恐ろしさ。

でも本質的にはこういうことだよなぁ。

 

ナンセンス④「お医者様はいらっしゃいますか?」でめっちゃ妥協するやつ

www.youtube.com

説明不要っ!1分50秒。見れば分かる!

 

ナンセンス⑤最強!どんな屁の音でも消せる音姫爆誕

www.youtube.com

説明・・・いる??

 

ナンセンス⑥猫はかつて支配者だった

nlab.itmedia.co.jp

3Pの短編漫画です。

言われてみると「おお、なるほど」って感じです。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

なお、音姫動画の爆音については当方一切の責任を負いかねます。

自己責任にて閲覧ください☆ミ

 

Don't think!Feel!

 

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

2023年を半寝たきりの糖尿病患者が振り返る(ニュース編)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本日は2023年の糖尿病関連のニュースを振り返って思ったことをお話したいと思います。

本ブログの運営に対するマダオの姿勢を大きく変えた、その内容とは?

 

ご紹介するのは2つ。

①患者の寛解率1%という絶望的な治療成績が明らかに

②薬で糖尿病が治ると主張する医師がとうとう現れる

となります。

では早速まいります。

 

①患者の寛解率1%という絶望的な治療成績が明らかに

始まりは新潟大学が5月にした研究報告でした。

 

糖尿病患者の100人に1人は「治っていた」~4万8千人の患者データ解析で明らかになった 「寛解」の頻度と条件~ | 研究成果 | ニュース - 新潟大学 様

 

長年明らかにされて来なかった日本人糖尿病患者の寛解率が突如発表されたのです。

 

本ブログを開設した当初は、自身がHbA1c9.7→4.8にできたのは『ちょっとは珍しいんじゃない?』くらいの感じで、まさかHbA1c6.5%未満にできる人すら1%しかいないとは夢にも思っていませんでした。

1%しか有意に改善しない治療って何なんでしょう?しかも、その3分の2は1年後に悪化してしまうというオマケ付き。

祖父たちが頑張ってきた糖尿病治療は、やはりデタラメだった!という怒りが強く、2本の記事を相次いで書きました。

 

関連記事①:【マダオが気になる糖のニュース】糖尿病患者の努力は99.7%報われない

関連記事②:糖尿病寛解者の統計データを寛解中の糖尿病患者目線で考える

 

それまで、糖尿病薬の効果を疑うような記事を書くことを控えていましたが、そこもハッキリ書くことにしました。

糖尿病薬は糖尿病を全く治していなかった!と。

 

関連記事:糖尿病薬は糖尿病患者の死亡率を下げない

 

HbA1cや体重のチェック、単純なカロリー量や糖質量の削減で、糖尿病が良くなるなら誰も苦労しないんです。

まして薬なんかで!

 

やはり血糖値ベースの生活改善が地味だけど強い。

そう思っていたマダオを揺らがせたのが次のニュースです。

 

②薬で糖尿病が治ると主張する医師がとうとう現れる

これは12月になって公開された記事で、見つけた時愕然とした記憶があります。

 

関連記事:糖尿病を治す薬(!?)『マンジャロ』を考える

 

今年4月に発売されたばかりの新薬で糖尿病が治る!と主張する医師が現れました。

イーライリリー社のマンジャロという薬です。

これはGLP1受容体作動薬にもう1つ機能を加えた、新しい作用機序を持つ新薬です。

治験の成績は抜群で、大きな体重減少効果まであったので、確かに大変注目されています。

 

しかし、約1年の治験で確認されたのは、HbA1cと体重の低下のみです。

真に確認すべきは、本薬により糖尿病患者の高い死亡率がいくらかでも低下するのか、という部分です。ですが、死亡率は長い時間をかけて統計をとらないと分からないため、現在進行形で調査中です。

 

また1年の治験では大きく死亡率を上げるような副作用は見つかりませんでしたが、これから5年、10年と継続使用した場合、何が起こるかは誰にも保証はできません。むしろ脳に強く作用して食欲を落とすという精神病薬を連想させる本薬に深刻な副作用の報告が少ない、というのが何ともキナ臭いです。

 

現状間違いなく言えるのは、マンジャロには短期間の強いHbA1c低下・体重減少効果がある、ということだけです。それだけをもって糖尿病が治る、と表現する医師には、利益相反あるんじゃ?としか思えません。

 

またマンジャロは単剤で、HbA1c8.2%を5%台にできるようですが、これは既存の常識だと大変危険な挑戦です。

皆さんの大半がHbA1c7.0%未満を目指せと言われ、投薬を受けていると思いますが、なぜ6.5%や5.7%ではないのでしょう。

せっかく投薬するなら6.5%の糖尿病ラインを下回らせるのは最低限必要な気はしませんか?

また境界型糖尿病という分類をわざわざ作る程度には大きな健康被害があるのだから、5.7%未満を目標にしていいハズです。

例えば現状7.0%なら1つ2つ薬を追加すれば理論上5.7%未満に到達できます。実際、既存の糖尿病薬でも組み合わせればその程度のことは十分可能です。

しかし、そんな処方をする糖尿病内科医はいません。

なぜなら強力な血糖コントロールを目指した投薬により逆に死亡率が高まるからです。(ACCORD試験)

 

一応、マンジャロは同成分の肥満治療薬ゼップバウンドもあり、米英では承認されています。なので、HbA1cがいくつだろうと、肥満治療薬としての単剤使用なら問題ないのでは?という意見もありえます。

しかし、日本で既に承認された肥満治療薬ウゴーピと同じ条件で承認されるかも?と仮定すると糖尿病等の持病持ちでもBMI27が必要です。また最大投与期間も68週までと決まっています。

 

マダオが参考にしたHP:やまおか内科クリニック 様

https://y-naika-clinic.com/2023/11/16/semaglutide/#i-2

 

糖尿病患者の平均BMIは概ね25を切っているため、7割がたは対象外ですし、1年4ヶ月の使用期限付きなのも厳しい。

ということで、副作用が全くなかったとしても、糖尿病薬を使用し7.0%未満を目指すだけならば、マンジャロでなくてもいいし、7.0%未満という着地点が同じなら死亡率も大きくは低下しないはず、というのがマダオの読みです。

 

ただし、もしも既存薬と違い、安全かつ長期的にHbA1c5.7%未満を維持できるなら、薬で糖尿病が治る時代が到来したことになるんですよね。

その可能性がゼロではない現状、薬で糖尿病が治る!と主張する人が出てきた場合、かなり悩ましいと感じます。

同じ結果が得られるなら、少しくらい割高で未確認のリスクがあっても手軽な手段の方が一般にウケますからね。

マダオが主張する血糖値ベースの治療はもしかしたら、迂遠で時代遅れなやり方になってしまったのかもしれません…。

 

結局2024年はどうするの?

以上のことから、マダオは本ブログの運営について少し悩んでいます。

現状、国内標準とされる糖尿病治療には99%効果がないのは明らかです。

また『糖尿病を治す』新薬マンジャロについて、長期的な良し悪しを評価することは、現状誰にも不可能です。

新薬が既存にない大きな効果を謳うのはあるあるなので、そこまで期待をしていない、というのが本音ですが、『薬で糖尿病が治る』と主張する医師が出てきたことで、何だか気が抜けてしまったのも事実です。

 

ということで来年から少し更新頻度を落とすことになると思います。

内容は・・・うーん。もう少し何とかならないか考えます。

 

本当に薬で糖尿病が治ってくれたら、心の底から嬉しいんだけどなぁ・・・。

 

望みは薄いと分かっていても信じたくなる心の弱さよ

 

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

2023年を半寝たきりの糖尿病患者が振り返る(実績データ編)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本日は2023年のマダオの治療データを振り返って分かったことをお話したいと思います。

 

要旨は2つ。

①体重とHbA1cは無関係

②日常生活レベルの運動の重要性

となります。

 

では早速まいります。

 

①体重とHbA1cは無関係

糖尿病患者の皆さんなら大体経験されていると思いますが、ダイエットに成功してもHbA1c上がったりしてませんか?

またその逆パターンも。

 

今年の自分のデータを振り返ってたんですが、やっぱ体重とHbA1cは全く関係ないですね。

 

年始 体重79.5kg HbA1c4.8%

8月  体重73.5kg HbA1c5.2%

 

体重が6kgも減ってるのに、HbA1cは0.4%上昇してます。

完全な逆相関です。

実際、1年以内に10%以上の体重減少をさせても95%の人が寛解には至らないという統計データもあるくらいです。

 

関連記事:糖尿病寛解者の統計データを寛解中の糖尿病患者目線で考える

 

糖尿病治療において、なぜか体重を重要視する患者・医療従事者が大変多いわけですが、その指標、ホントに役に立ってますか??

特に医療従事者。HbA1cと体重に着目した治療をして、まるで成果が出てないのに何故検証を行わないのか理解に苦しみます。

 

体重を減らしても、HbA1cが上がるということは、体重を減らすためのカロリー制限もほぼ無意味ということになります。カロリー落としたところで、血糖値は無関係に上がりますからね。

 

結局、HbA1cを下げたければ、血糖測定をして自分の血糖値を見ていくのが最短の道なのです。

 

②日常生活レベルの運動の重要性

そして、日常生活レベルの運動でもしっかりHbA1cを下げていることが上記データから確認できます。

 

なぜか。

実は8月の時点で4ヶ月くらい完全な寝たきりだったからです。

極度の運動不足になりHbA1cが上がったわけです。

運動不足なら何で体重が落ちたのかって?

体調不良で食事量が落ちたからです。

もともと極力血糖値を上げない食生活をしてたので、10%くらい食事量が落ちても血糖値低下には繋がらず体重だけが落ちたのです。

 

で、ここで言いたいのは運動を超頑張れって事じゃありません。

むしろ、なるべく頑張らないで欲しいのです。

普通の日常生活レベルの運動効果を維持できるだけでもキチンとHbA1c低下効果があるのですから。

 

マダオはもともと半寝たきりなので、影響力はかなり少ないですが、それでも完全な寝たきりになると月に0.1%ずつHbA1cが悪化していきました。どこまで上昇するかは怖くて実験出来ませんでしたが、0.4%までの上昇は蓄積されていきました。

 

膝や腰を痛める可能性のある強度の運動を患者に安易に勧める医療従事者はとても多いですが、それは元気で体が丈夫な人の発想です。人生折り返しを過ぎてる病気持ちに運動頑張らせてケガさせて寝たきりにさせたら責任を取ってくれるんでしょうか?

運動をやるにしても食直後にやる最長15分の低強度運動で十分です。

 

関連記事:気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生①最適な運動療法)


山村先生も仰ってますが、治療の重要度は『食事8割、運動2割』です。

 

関連記事:山村先生ふりーく!①『食事8割、運動2割』(糖尿病)

 

家の中だけで生活が完結してるマダオがHbA1c5.0%前後なのが何よりの証拠です。運動は日常生活レベルでも十分です。

時々、アスリートのような生活をして、『糖尿病を治した』と主張する運動過激派もいますが、その生活を本当に死ぬ前日まで出来るつもりでしょうか?平均的な日本人の健康寿命は、死の10年前に尽きるのです。余程な早死か突然死でもなければ、日常生活レベルの運動ができれば御の字な晩年を過ごすことになります

 

運動に頼りきった血糖コントロールは必ずどこかで破綻します

膝や腰を壊さないようにセーブすること、日常生活レベルの運動でもHbA1cの低下効果はきっちりあること、この2点を強調したいと思います。

 

最後に

2023年を振り返ってみましたが、皆さんはいかがだったでしょうか。

マダオは1年で7㎏くらい体重が上下してて驚きました。

多分、顔付も大分変わってるんでしょうけども、鏡を見る習慣がないので、何が違うのやら?って感じです。

 

毎日の変動は微量でも、月単位、年単位になると馬鹿にならない差が出てくる

当然のことではありますが、実感を得る機会というのはなかなかありません。

糖尿病の治療は、毎日の『少し』がとても大事だと改めて痛感しました。

皆さんも、振り返りをしてみると何か発見があるかもしれません。

年末年始お忙しいとは思いますが、ぜひ一度ご検討ください。

 

2023年の検証完了!

 

 

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2023年12月のCGM(フリースタイルリブレ)の結果はっぴょー

はい。こんにちは。

マダオです。

 

前回10月の病院の検査ではHbA1cが4.8になり、半年ぶりに4%台に戻ってきました。

9月から軽い運動も再開し、完全な寝たきり生活からは卒業した今回。

12月のリブレの記録はどうだったでしょうか。

ということで、結果をご覧ください。

 

推定HbA1cは4.7。シックデイがあった割に低い結果でした

推定HbA1c:4.7

血糖値:60-133(期間平均89)

TIR(70-140):99%

グルコースイベント:4回(平均131分)

 

前回10月のリブレ使用時と比較すると推定HbA1cは0.2%増でした。

10月の4.5%は低すぎだったので、これは悪くはない感じです。

なにせ今回TIRが99%に改善しています。前回より5%改善しているのは特筆すべき成果だと思います。

おそらくHbA1c5.0%(期間平均97)くらいにできれば、低血糖イベントが消滅するんじゃないかと思うんですが、なかなかうまくはいきません。

 

ただ、今回一日だけ平均血糖値が97あった日があるんですよね。

新型コロナワクチンを打った翌日です。

39度の熱を出した結果、平均より10くらい高い数字を維持しました。

今までシックデイを観測できたことはなかったのですが、これがそうなんでしょう。

食事量は明確に減っているのに、血糖値は高い、という珍しい状況を確認できました。

なお、38度台中盤まではほんのり高いかな、くらいの血糖値だったので、マダオの場合、単純な発熱での高血糖はあまり心配しないでよさそうです。

 

体重については72.5㎏前後なので、減少傾向です。

今朝は72.5㎏でした。(前回値74.0㎏)

大変珍しいことにBMI24を割りました。

しかし、これは新型コロナワクチンでダウンしていたせいだと思います。

体調自体は復調傾向なので、そのうち増えると思います。多分。

 

運動は1日1回軽い散歩をしています。最初はフラフラでしたが、今は割と無心でこなせています。

 

とりあえず今月は悪くない結果でした。

可能ならば平均血糖値を7ほど上げて低血糖イベント0(およびTIR100%)を目指したいのですが、そんな都合のいい食材見つからないんですよね。

血糖値スパイクを起こさずに平均血糖値のみを上げる、となると脂質を多く含んだ食材からリストアップする必要があるのか…。

 

ということで、今月のCGMの結果発表でした。

 

 

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糖尿病を治す薬(!?)『マンジャロ』を考える

はい。こんにちは。

マダオです。

 

最近、体調不良が続いていたため、文章の推敲ができず、書き散らかした記事未満の駄文の数だけ溜まっています。

どうにか仕上げたいと思っていたところで、以下の記事を発見してしまいました。

とうとう薬で糖尿病が治る!』と主張する先生が出てきたのです。

それが事実であれば、糖尿病は根絶、もしくは根絶に近い状況になります

糖尿病の根絶は、マダオが心から望んでいる未来であり、本ブログの最後の記事として相応しい内容ですが、果たして…!?

 

【糖尿病】太るタイプの2型糖尿病は薬で“治る”時代へ… 専門医に聞いた|日刊ゲンダイヘルスケア 様

 

これは東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学の弘世貴久教授のインタビュー記事です。

 

当該記事において弘世先生は、糖尿病が"治る"理由として

「ゲームチェンジャーというべき新たな薬が相次いで登場したからです。SGLT2阻害薬に続き、今年の4月に日本で認可されたチルゼパチド(商品名:マンジャロ(R))という注射薬は、臨床試験において週1回40週間最大用量を投与した場合、1~2カ月の血糖値の平均をあらわすHbA1cが平均5.4%まで低下し、体重が平均11.2キロ減少したと報告されています。しかも、この薬は弱くなった膵臓インスリン分泌の能力を高め、食欲を抑え、脂肪分解を促進するなど糖尿病患者さんにとって好ましい働きをします。注射だけでこれだけの効果が得られるので、太っていて運動や食事制限が苦手でやせられない患者さんこそチャンスです。適応のある患者さんにはチャレンジして欲しい薬です」

と仰っています。

 

マンジャロを使えば、ほとんどの患者が長期的且つ安全にHbA1c5.4%まで下げられるのであれば、糖尿病治療は、この薬のみで全てが事足りる事になります。

運動療法も食事療法も過去の遺物!(?)

薬さえ切らさなければ糖尿病は治る!(?)

寿命も健常者並になる!(?)

もし本当にそうならば、マダオが夢見た糖尿病が克服された世界の到来です。

本ブログの役割もお終いです。

 

しかし、この話は本当でしょうか?

実際、8ヶ月前に発売されたばかりのマンジャロは、分からないことが多すぎます。

何せその薬を5年、10年と使用したことがある人が存在しないからです。

糖尿病薬は、短期的にHbA1cをどれだけ下げるかを目標に開発されており、長期的に寿命を伸ばす効果があるのかまでは確認されていません。

かつてのロボトミー手術や優生学の話まで持ち出すと大袈裟かもしれません。しかし、一旦有効と思われた治療や思想が後から有害だと分かった例は枚挙に暇がありません。

実際に安易に飛びつくべきではない、という主張をする専門家も多くいます

 

米国で承認された「肥満治療薬」では、本質的な健康は手に入らない | WIRED.jp 様

 

また他の医師でマンジャロで糖尿病が治る!と主張する人はまだ見当たりません

アメリカ糖尿病学会においても、GLP1受容体作動薬が条件付きの第一選択薬候補となったばかりで、マンジャロだけが特別な扱いを受けているという話は聞いたことがありません。

 

要はマンジャロの継続使用により、これから何が起こるのか起こらないのかは、まだ誰にも分からない、ということです。

 

ただし、この資本主義社会を生きるにおいて、一つ気にしなければならない事があります。

利益相反の可能性です。

医学論文では、俗に言う利益相反行為があるかないかを表明しなければなりません。

つまり医学誌に論文を出すなら、弘世先生とマンジャロのメーカー(イーライリリー社)に金銭の授受を伴うような関係があるかどうかを表明する必要があります。

しかし、日刊ゲンダイヘルスケアはご存知の通り医学誌ではなく、利益相反を明らかにする必要はありません。

そして、パッと見た限り、弘世先生はマンジャロのメーカーであるイーライリリー社と10年程度は継続した取引関係があるようです

 

https://dm-net.co.jp/enq/002/pdf/newsletter001.pdf

 

https://square.umin.ac.jp/cde-tochigi/2022-04_20220818_%20LUMSTEP%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A_%E6%A1%88%E5%86%85%E7%8A%B6(CDE%E6%A0%83%E6%9C%A8%E7%94%B3%E8%AB%8B%E7%94%A8).pdf

 

一般紙とはいえ、今この段階でこれほど踏み込んだ発言をする弘世先生には、お金の匂いを強く感じてしまうのですが、考えすぎなのでしょうか?

明るい話題は、喉から手が出るほど欲しい!

しかし、こうまであからさまに怪しいと信じる気分にはとてもなりません。

 

ということで、マンジャロが糖尿病を恒久的に治せるかどうか判断するには時期尚早だとマダオは考えます。

調べた限りにおいて、弘世先生のお話で確かなのは、40週間のマンジャロ治験においてHbA1cと体重が顕著に落ちた、という部分だけです。

当然、イーライリリー社も糖尿病を完治させる効果など謳っておりません。

マンジャロが5年後、10年後でも同じ効果を維持できるか、また命に関わるような副作用が今後出てこないかは神様以外には絶対に分からないのですから。

 

なお、現状のマダオの個人的な意見としては、脳に作用する薬を長期間服用するのは遠慮したいというものです。

精神病で他に選択肢がないなら仕方ありません。

しかし、知られざる副作用で脳に不可逆的な変質が起こった場合、リカバリーの手段はまずありません

また言うに及ばずですが、全ての生物は食べられなくなった時が死ぬ時です。脳に作用させて食欲を落とすというのは生物として大きなリスクを背負う気がしてなりません。

効果が強い薬は副作用も強い、という話を過去の常識と言ってしまうのはあまりに危険過ぎます

マンジャロについては、せめて5年は様子を見てから個人的な是非を再考したいと思います。

 

現段階で薬が糖尿病を完治させると断言するのはあまりに早い



 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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