はい。こんにちは。
マダオです。
今回から、Youtubeにて糖尿病を解説されている現役医師の動画を紹介するシリーズを始めたいと思います。
今回、ご紹介するのは、Dr.ゆきなり【糖尿病改善コーチ】先生です。
(以下、本ブログではゆきなり先生とお呼びします)
非常に良いことを言われてるんですが、専門家の言葉というのは素人にはとにかく難しく、その素晴らしい内容の割に再生回数が少ないのです。
というわけで自分の勉強とゆきなり先生の応援をかねて、簡易レジュメとともにご紹介です。
簡易レジュメ
前置き 0:00~:5:26
運動が大事なのはみんな知っている。
ただ、自己流の運動やTVで紹介された体操を頑張っている患者さんは多いけど、糖尿病を改善できた人はほとんどいなかった。
ポイントを外した努力は報われにくい。
ハードな努力をしなくても、糖尿病の改善ができる人は確かにいる。
糖尿病になったからと言って、服薬が必須というわけでもない。
糖尿病は初期であれば、日頃のちょっとした努力で血糖値は正常に戻るし、薬に頼らなくても克服してきた人を多く見てきた。
病院で行われる食事指導も絶対必要なわけではない。
特に食事指導で良くなる人はほんの一握り。
病院で教えられた通りの完璧な食事を日常的に用意できるわけがない。
今回は2つの大事なポイントを押さえましょう。
今回のゆきなり先生のお話の主題 5:27~
ポイント① 運動をするならこまめに
ポイント② 運動をするなら食後30分以内にしないと血糖値低下効果がない
具体的にどう行動すればいいのか
ウォーキング15分を毎食後30分以内にやりましょう。
それ以外のタイミングでまとめて運動しても血糖値抑制効果は低いです。
根拠
2017年の論文。
94人の糖尿病患者を対象とした実験。2つのグループに分けた。
①毎食後に15分ウォーキング
②朝食前にまとめて45分ウォーキング
60日間つづけた結果
①15分グループ HbA1c -0.9%
②45分グループ HbA1c +0.1%
となり、まとめて45分運動したグループはかえって悪化した。
Dr.ゆきなり【糖尿病改善コーチ】 超効率的!たった15分で血糖値が下がる、糖尿病が良くなる方法。無駄な努力はやめましょう! レジュメ化作業マダオ
いやー、大学に通っていた頃を思い出しました。ゆきなり先生、めっちゃ教授っぽいです。ご本人的にはサービスか準備体操のつもりで前置きしてくれてるんだと思うんですけど、その時点で学生が虫の息というか。知識レベルに差がありすぎると、雑談すら難しいという現実!
悲しい現実はさておき、内容は必見ですね。
60日でHbA1cが0.9%も下がるなら、多くの人には検討の余地があるでしょう。もしも糖尿病患者のHbA1c平均値が0.9%も下がったら、患者全体の20%くらいが、目標値の7.0%内に新たに収まるんじゃないでしょうか。とんでもなく有意義な論文だと思います。
特に7%台の諸兄には試す価値がある内容じゃないでしょうか。
そういえば、立命館大学の学生さんの研究も同様のことを言っていましたね。
あちらでは食事の
「15分後に、15分間、15wの運動」が効果的
立命館大学 食後の血糖値は運動で下がる。でもどれくらいの運動が最適なの?
という実験結果でした。
実験で選んだ運動はウォーキングではなく自転車エルゴメーター。
大変興味深い実験だったので、1本まるまる記事を作らせてもらいましたっけ。
15、20、30分の運動を比較したということで、なんで15分だけ半端な実験時間だったんだろうと思ったら、元の論文が15分設定だったからかぁ。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
専門に研究されてる学術機関や治療の最前線にいる医療従事者には、当然の知識でも、我々患者には馴染みが薄いものです。
今後とも、積極的な情報発信をお願いできればと思います。
続編はこちら。
気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生③インスリン抵抗性の真因)
気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生④糖尿病が良くなる人だけやっている3つの習慣)
気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑤猛烈に血糖値を上げる4つの悪習慣)
気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑥この臓器のダメージが人を糖尿病にする)
気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑦カロリー制限はするな)
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。