はい。こんにちは。
マダオです。
本ブログですが、記事数が増えてきたため、代表的な記事だけでもかなりのボリュームとなってきました。
こうなると何が言いたいブログなのかサッパリ伝わらないでしょうし、自分自身も主題を見失ってしまいそうです。
というわけで2023年2月現在で、HbA1c9.7→4.8にした2型糖尿病患者として何を最も伝えたいのか、という部分を念頭に置いて、まとめ的な記事を書くことにしました。
かなり上級者向けの記事ではありますが、読む苦労に見合った価値はあるはずです。
序文だけでも、ご一読いただければと思います。
では、参ります!
- 序文:糖尿病患者は努力が足りない?
- 前置き:糖尿病治療の目標とコントロール指針
- 実際の診察室で行われている4つの指導及びその有効性への疑問
- 4つの指導はどれも高血糖の改善に有用ではなかった
- 運動療法だけは一応血糖値を下げる効果があるが・・・
- 食事療法(カロリー制限)は血糖コントロールにつながらない
- 減量(ダイエット)は血糖コントロールにつながらない
- 結論:HbA1c(血糖値)を下げるのに複雑な条件は不要。やるべきは・・・
序文:糖尿病患者は努力が足りない?
カロリー制限しろ、運動量を増やせ、減量しろ。
こんな言葉をかけられた経験はありませんか?
言う方もストレスでしょうが、言われる我々糖尿病患者のストレスは言語を絶するものがあります。
それでも、言われたとおり努力する人が大半でしょう。少しでも健康になりたいから。
しかし、それで目標とするHbA1c7.0未満になりましたか?糖尿病薬や通院から解放されましたか?
努力をしても糖尿病患者の平均HbA1cは7.1前後だという事実、そして糖尿病患者の平均寿命が健常者に比べて10年程度短いという事実をどう思いますか?
マダオは、この現状をおかしいと思いました。
糖尿病で亡くなった2人の祖父は、真面目な人達で、言いつけを守り、薬を飲み、インスリン注射もしっかりしていました。
にも関わらず糖尿病は悪化する一方で、最後には命を落とすことになりました。
糖尿病に対する既存のアプローチは、本当に有効なのでしょうか?
それを確かめるため、自身が2型糖尿病と診断されてから半年で血糖測定を3,000回以上行い、何が高血糖をもたらすのか細かく検証しました。また医療従事者の発信する情報を広く集め、その情報を体を使って精査しました。
結果として、HbA1cは9.7から4.8に半減しました。糖尿病診断後3ヶ月で寛解となり、以後ずっと維持しています。
そんなマダオが、頑張るあなたに伝えたい事は、ただ1つ。
HbA1cが下がらないのは、あなたの努力不足のせいなんかじゃない、ということ。
少しの誤解をなくし、努力の方向性を変えれば、HbA1cは下げられるのです。
その誤解を解くべく本記事を書いたのですが、すいません。
マダオの力不足のせいで、他の標準的な記事の3倍程度まで文章量が多くなってしまいました。
少し上にある目次からリンクする結論部分だけを読んでいただいてもいいですし、気になる項目だけ流し読みしていただいてもいいです。
何か1つでも役に立つ情報を拾ってもらえれば、幸いです。
前置き:糖尿病治療の目標とコントロール指針
皆さん、糖尿病の治療において何が目標かご存知でしょうか。
日本医師会のHPにて公開されている糖尿病治療のエッセンス2022では以下のように書かれています。
血管合併症の発症,進展を阻止するとともに,併存症の予防・管理,アドボカシー活動などを通じて,糖尿病患者が糖尿病のない人と変わらない寿命,QOLを実現できることを目的とする.
糖尿病治療のエッセンス2022 日本糖尿病対策推進会議
そして、そのためにどんな指針があるか、というと
治療目標を達成するためには,血糖(図 2,3)とともに,体重,血圧,血清脂質の良好なコントロールの維持が重要である(表 1).
糖尿病治療のエッセンス2022 日本糖尿病対策推進会議
とあります。
まとめると、
糖尿病患者に病気がない人と同じ寿命とQOLを!
そのために、血糖値とともに、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロールを!
ということですね。
分かりやすいし、マダオもここまでは何の異議もありません。
実際の診察室で行われている4つの指導及びその有効性への疑問
上記の目標と指針を踏まえたうえで、実際の診察室で皆さんは何を言われているか思い出してみて下さい。
血圧、脂質がまだ正常だとすると以下の4点セットが多いのではないでしょうか。
①HbA1cを下げなさい。(指針をそのまま言っただけ)
②体重を減らしなさい。(指針をそのまま言っただけ)
③摂取カロリーを制限しなさい。(食事療法)
④とにかく、いっぱい運動しなさい。(運動療法)
「やることが・・・やることが多い・・・!!」
こんな風に思う方も多いでしょう。
しかし、本当に全部、2型糖尿病の改善に必要な項目なんでしょうか?
これだけの条件を達成した先にしか血糖値の改善はないのでしょうか?
とにかく、1つ1つ見ていきましょう。
まず『HbA1cを下げる』というのは、糖尿病治療の最大の目標です。HbA1cが安定して低ければ、体重200kgあろうと糖尿病とは見なされません。
つまり、ここだけは必須の条件と言えます。
しかし、声がけだけでHbA1cが下がるわけないのは、皆さんご存知の通りです。
本記事の目的は、どうすればHbA1c(血糖値)を下げられるのかを具体的に知ることでもあります。
次に、『体重を減らす』というのは主に『インスリン抵抗性の改善』のため、糖尿病治療の目標とされています。
インスリン抵抗性が改善するとHbA1c(血糖値)が改善されやすくなるわけですね。
しかし、体重がどれだけ減ろうが、HbA1cが高ければ糖尿病が改善したと見なされることはありません。そういう意味ではHbA1cの改善より一段落ちる目標なわけで、必須条件とはいえません。
そして声がけだけで体重減少するわけないのはHbA1cと同じですね。
となると、残った食事療法、運動療法の2つが糖尿病を改善するための具体的な指導(条件)だということになります。
ここで1つ疑問が生じます。
糖尿病改善の最大の目標である「HbA1c(血糖値)を改善する」ための療法(条件)は、どれなのでしょうか。
カロリー制限による食事療法なのか、とにかく運動量を増やすことを重視する運動療法なのか。
マダオが観察した限りにおいて、ですが、運動療法も食事療法も、血糖値を改善するよりも、むしろ更なる高血糖を招くことが多くありました。
となると、運動療法も食事療法も、HbA1c(血糖値)を改善するための指導ではなく、やせるための指導(条件)であると考えることが自然でしょう。
つまり、我々患者も、少なくない数の医療従事者も、『カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせたあとに、やっとHbA1c(血糖値)が下がるものだ』という想定をしていることになるのですが、実際そんなに複雑な条件が必要なのでしょうか。
4つの指導はどれも高血糖の改善に有用ではなかった
実際、マダオが自分のHbA1cを9.7→4.8にしたときに、上記4つの指導のうち、どの項目が有用だったのかというと・・・。
2つの目標の声がけ、カロリー制限、運動量の増加、そのどれもが不要でした。
薬も必要ありませんでした。
そして糖尿病治療の目標とされる体重減少にすら大きな疑問符がつきました。
空腹時血糖値が正常化したタイミングにおいて、マダオのBMIは29.5であり、1年半以上寛解を維持している現在(HbA1c4.8)においてもBMIは25.5あるからです。
(糖尿病治療のエッセンス2022によると65歳未満の目標BMIは22)
寛解とは : 全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。アメリカ糖尿病学会の基準によると薬を使用せず3ヶ月以上HbA1c6.5以下にしていることが条件。
メタボ体型のままでも糖尿病が寛解できる、ということは、血糖値を下げるにあたり、やせるという条件は必須ではないということを示唆しています。つまり、やせるための指導である運動療法・食事療法も必須条件ではないということになります。
ということで、『カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)は下がらないのか?』という疑問には、マダオは否と答えるしかありません。
結論を先に書いたので各論を見ていきましょう。
まずは運動療法。
運動療法だけは一応血糖値を下げる効果があるが・・・
唯一、運動だけは血糖値を直接下げる効果があるのですが、以下の記事に書いたようにとにかくいっぱい運動をすればいいというわけではありません。
血糖値を下げるための運動と体重を減らすための運動は全く別物です。
やり方によっては逆に血糖値が上がる場合すらあるのです。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
しかしながら、マダオは血糖値を下げるだけなら運動は不要だとも考えています。
そもそも食事で血糖を上げすぎないことが何より重要だからです。
次は食事療法(カロリー制限)についてです。
食事療法(カロリー制限)は血糖コントロールにつながらない
本ブログの第一号記事である以下の文で、減量を意識してカロリー制限しても、血糖コントロールにつながらないと書きました。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
CGM(フリースタイルリブレ)を使用し、血糖値の動きをリアルタイムで監視したところ、低カロリーの食事で幾度となく高血糖になるのを確認できたからです。
一例として、糖尿病患者の入院食で使われる玄米。
マダオの場合、玄米のおかゆを茶碗半分食べると血糖値がほぼ垂直に100上がりました。
たしかにカロリーを減らせば将来的にダイエット成功する可能性があります。
結果としてインスリン抵抗性が改善し、高血糖が改善するかもしれません。
でも、ダイエットが成功するまで数ヶ月から数年の間、主食(茶碗半分の玄米がゆ)を食べる度に100以上血糖値が上がる生活を送ることになります。取り返しがつかない糖尿病の悪化とインスリン抵抗性の改善のどちらが早いかのチキンレースです。当然、ダイエットに失敗したら、糖尿病の悪化という結果だけ残ります。
あまりにリスキーだし迂遠ですよね。
以下の記事で書いた通り、血糖値を改善したいなら、着目すべきは食事のカロリーではなく、自分の血糖値が実際どれだけ上昇するか、という情報であることは自明です。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
またカロリー制限による食事療法においてセットで語られがちなPFCバランス論(タンパク質20%、脂質20%、炭水化物60%)について、説明しておきましょう。
PFCバランスについては以下の記事で書いた通り、糖尿病患者に設定できる明確なエビデンス(医学的根拠)はありません。日本の糖尿病医の総本山である日本糖尿病学会が2019年に発表した糖尿病診療ガイドラインにもはっきりそう明記されています。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
医療従事者であっても糖尿病患者の食事指導において摂取カロリーの50%~60%を炭水化物由来にする必要がある、という人が未だにいますが、一律の基準で語れるほど糖尿病は簡単な病気ではありません。糖尿病の重症度、個人の体質、一日の活動度その全てが許容できる糖質摂取量の変数になるので、一律に設定できるわけがないのです。
カロリー制限による食事療法は、今この瞬間の血糖値を上げないようにするという観点が不足しています。
タンパク質、脂質、炭水化物は全て血糖値を上げる効果はあるものの、圧倒的に吸収が早く血糖値を急激に上げるのは炭水化物だけである、という単純な事実を無視しているからです。
食事療法を行うなら、着目すべきは食事のカロリー量ではなく、その食事で自分の血糖値がどれだけ上がるかという情報であり、炭水化物の『質』なのです。
では、最後に減量(ダイエット)について。
減量(ダイエット)は血糖コントロールにつながらない
血糖コントロールにダイエットが必須条件かと問われたら、マダオは「NO」と答えます。
なぜそう言えるのか、というと単純で現在のマダオのBMIは25.5、腹囲90cmとメタボそのものであるにも関わらずHbA1cは4.8であるからです。
(糖尿病治療のエッセンス2022によると65歳未満の目標BMIは22)
しかもこのメタボ男、これ以上減量すると70未満の低血糖になるのです。
傍から見て見苦しいデブであり、医学的にメタボであったとしても、血糖コントロールという意味では、これ以上のダイエットは危険であり、現状が正常な状態であると言わざるを得ません。
そして補足すると、HbA1c9.7、BMI29.5の時点で、空腹時血糖値は100にできていました。
さらに、上記検査結果を出した検査日を含む2週間のCGM(フリースタイルリブレ)による計測結果も、推定HbA1c5.1と正常値でした。
(病院で測定したHbA1cは依然高値であったが、検査日を含む直近2週間の血糖値の平均から推定されるHbA1cは既に正常であった)
このことから、高HbA1c・高BMI状態でも血糖コントロールを取り戻せることは高い確度で推測できます。
つまり、ダイエットなど全く関係なく血糖コントロールはできるのです。
でも「寛解したきゃ体重落とさなきゃいけない」って記事を紹介してなかったっけ?というツッコミはあると思います。
確かに以下の記事で糖尿病を寛解させるための条件についてふれた折に、体重減少が重要であると述べました。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
糖尿病の罹患後10年以内に体重減少させれば、薬の力を借りること無く血糖値を正常化し維持できるようになる人が多く出た、というロイ テイラー教授の研究内容は本当に素晴らしいと思います。
しかし、実際にチャレンジしてみれば分かることですが、体重を減らすのは本当に長い時間が必要です。
毎日の食事を血糖値的に適正な内容に変更した場合、体重減少よりずっと早く血糖値が正常化するのです。
つまり、マダオも体重は落としたのは事実ですが、それはカロリー制限やハードな運動の結果ではありません。
以下の記事で書いた通り、適正な食事内容に改善し、最大血糖値を制限した結果、減量につながったに過ぎないのです。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
マダオの例を挙げると、最大血糖値を制限した結果として、1年以上かけて少しずつ体重が減りました。
しかし、血糖値は、BMI29.5、HbA1c9.7の時点(最大血糖値の制限を始めてから1ヶ月弱)からほぼ正常化できていました。
つまり、血糖値の正常化が先で体重減少が後から追いかけていったのです。
誤解のないように申し上げますが、色々な人が言う通り、体重が減った状態の方が、血糖値は低下させやすいのは確かです。
させやすいんですが、マダオの場合、体重を10kg以上減らす前と比較して、HbA1c換算で0.3とか0.4くらい落としやすくなったかな、くらいの微妙な差にしかなりませんでした。
そもそも血糖値を爆上げするようなものを食べていなければ、10kg以上の減量の前後で、HbA1c0.4%程度の差にしかならない、というのは重要なポイントだと思います。
話を戻します。
最大血糖値を下げると、体重が減るという結果が後からゆっくりついてくる、というのは大きなポイントです。血糖値が200も300もあって、糖が体内に溢れかえっている状態で、やせるわけない、といえば直感的にも分かりやすいのではないでしょうか。
◯血糖値の改善 -> 減量
☓減量 -> 血糖値の改善
ここの因果関係が逆だということを認識しておかないと、いつまでも血糖値は正常化せず、体重が落ちることもない、というドツボにハマる可能性が高いです。
そして、体重を10kg以上落としたところで、HbA1cの低下効果は多めに見ても0.4%とかその程度であって、体重減少そのものに劇的なHbA1c改善効果は見られない、ということも付け加えておきます。
結論:HbA1c(血糖値)を下げるのに複雑な条件は不要。やるべきは・・・
『カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)が下がらない』とか『複雑で難解な条件を達成しないと糖尿病は良くならない』など、そんな誤解をしていませんか?
カロリー制限やハードな運動でやせる努力をすること、それが悪いとは言いません。
しかし、カロリー制限やハードな運動はHbA1c(血糖値)を下げるための適切な努力ではありません。場合によってはHbA1c(血糖値)は更に高くなります。
また、やせなきゃHbA1c(血糖値)が下がらないと思って体重計を見ていても、血糖コントロールはうまくいきません。なにせ、やせるためには、まず血糖コントロールが必要ですから。
そして、やせたところで、それだけでHbA1c(血糖値)が劇的に改善することなどないというオチまでついてきます。
大変な苦労をする割に見返りが少なすぎると思いませんか?
HbA1c(血糖値)を下げたければ、体重計ではなく、血糖測定器(とりわけCGM)を見るのが一番近道です。
なぜ、CGM(フリースタイルリブレ等)を見るのか。
それは、目標の血糖値を超えさせるようなナニカを特定し、自身の生活から排除するためです。
ただそれだけで、マダオの血糖値は一気に改善しました。
カロリー制限なんてしてませんし、運動もしてません。薬も使っていません。
そもそも血糖値を上げすぎなければ、無理して下げる必要などないのです。
血糖値は頑張って下げるべきものだ、と考えるのは大きな誤解です。
高血糖を招くナニカを積み木のように積み上げた結果が、糖尿病と診断されるまでに至った高血糖の正体です。言い換えれば、我々は毎日、高血糖を維持するための努力を無意識に行っているということです。新たに積み上げるのさえ止めてしまえば、後は体が勝手に消費してくれれるのを待つだけです。なにせ、積み上がったナニカの本来の役割は積み木ではなく、薪(体を動かす燃料)なのですから。
余談ですがマダオの場合、高血糖を招くナニカは、砂糖やぶどう糖果糖液糖の入った加工食品であり、米であり、小麦の入った製品でした。変わり種としては鼻詰まりのために使っていた点鼻薬、昔から常備薬にしていた風邪薬、血糖値を下げるための糖尿病薬(これは効きすぎて夜間低血糖⇨早朝高血糖になっていた)なんかもあります。
24時間リアルタイムで血糖値を測定・記録してくれるCGM(フリースタイルリブレ等)は、日々の生活で何が血糖値に良くて何が悪いのか白日の下に晒してくれます。食事、運動、睡眠、薬、通勤、仕事、etcetc。生活上のイベントのどれ1つとっても血糖値に影響しないものはありません。
自身の血糖値と向き合い、日常に潜む高血糖の原因を排除できれば、HbA1cは下がり、体重だって後を追うように減っていくのです。
CGMを使わずに血糖値を正常化させることはできない、とまでは言いませんが、1回(2週間)は使った方がいいと思います。
以下の記事で書いた通り、巷で言われている『血糖値に良い食事』や『血糖値の下がる運動』などが、必ずしも自身の血糖値にいい影響を与えていないという事が分かるでしょう。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
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そして、以下の記事で書いた通り、血糖値を下げるためには、炭水化物(糖質)の量だけでなく『質』にも留意するといいでしょう。
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とりあえず分かった!でもどこから始めれば良いかな、という方には以下の記事をオススメします。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
そこから色々対策を進めていく内に分かることではありますが、主食の内容見直しと砂糖の摂取量の制限は優先的な課題として向き合うことになると思います。
そんな時は以下の記事を参考にしてもらうといいでしょう。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
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ここまで来ると血糖値を下げるイメージが大分固まってきたかと思いますが、血糖値を急に下げすぎないことは非常に重要です。
ある意味、これが本ブログで一番重要な情報なのかもしれません。
突然死など深刻な事態を引き起こす可能性があります。
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さて、随分長くなってしまいましたが、もう一度お尋ねします。
皆さんは、カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)が下がらないと思いますか?
最後に本ブログ利用における注意点を1つ。
血糖値の変動幅というのは、糖尿病の重症度、個々人の体質、一日の活動量によって大きく変わります。
マダオにとっては菓子パンは毒物同然ですが、貴方にとっては血糖値の上昇をもたらさない善き隣人であるかもしれません。これは、貴方の血糖値を実測してみないことには、血糖値がどれだけ変動していくのか、誰にも分からないということです。貴方が糖尿病患者であれば、9割以上の確率で血糖値が急上昇するだろうな、と予想はできますが、絶対ではありません。
つまり、他人の血糖値の変動幅のみを基準にして自身の治療方針を決めてはならないということです。
なので、どこの誰が言ったことだろうが、情報を丸呑みにしてはいけません。面倒でしょうが、最低1回はCGM(フリースタイルリブレ等)で自身の血糖値をしっかり計測し、自身に当てはまる情報なのか検証することをオススメします。
マダオの場合、初めてもらった処方薬はCGMをつけた状態で服用し、血糖値に異常が起きないかの監視すらしています。
マダオにとっての真実はあなたにとっても真実とは限りません。逆もまた然り。
医師の処方薬ですら、恐ろしい副作用(糖尿病薬の場合は大体低血糖)が起きる可能性があるのはキチンと明記されており、貴方に激甚な副作用が発生しない保証はありません。検証を行い、専門家と相談しつつ、自分に有用な情報のみ取り入れていただければと思います。
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当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。