可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

【マダオが気になる糖のニュース】「糖尿病網膜症」の進行速度と死亡率の研究報告

はい。こんにちは。

マダオです。

 

糖尿病は合併症・併発症が起こるかどうかが運命の分かれ目と言われています。

そんな合併症の中でも、特に患者から恐れられているのは失明に繋がる糖尿病網膜症です。

しかし、糖尿病網膜症の進行速度や死亡率との関連性について詳しくご存じの方はいらっしゃるでしょうか。

今回、それらに回答する研究がレポートされていましたので、ご紹介します。

 

気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに | メディカルドック 様

 

シンガポール国立眼科センターらの研究グループは、「糖尿病網膜症の重症度ごとの滞在期間を調べた結果、発症までは約8年の猶予期間があるものの、軽症や中等症から重症への進行が1年以内と短いことが判明した」と発表しました。

引用:気づいたら失明寸前!? 「糖尿病網膜症」は急速に重症化が進む 海外の研究で明らかに | メディカルドック 様

 

・各状態の平均滞在時間と死亡率
糖尿病網膜症なし:平均滞在時間8.18年死亡率1.2%
軽症非増殖糖尿病網膜症:平均滞在時間0.82年死亡率2.0%
中等症非増殖糖尿病網膜症:平均滞在時間0.82年死亡率18.7%
重症非増殖糖尿病網膜症と増殖糖尿病網膜症の合計:平均滞在時間2.17年死亡率30.0%

 

『糖尿病は罹患後10年程度で合併症が出ることが多い』と聞きますが、網膜症についてはまさしくその通りですね。

8.18年で軽症に。

9.0年で中等症に。

そして9.82年で重症になる、と。

そして重症になった場合の死亡率はなんと驚きの30.0%!です。

 

まさか網膜症と死亡率にこれほど直接的な相関関係があるとは・・・。

恐怖を禁じ得ない研究結果です。

 

しかし、なぜこんなに急激に網膜症は進行してしまうのでしょうか

その答えは上記記事には書かれていないのですが、罹患後8年で患者が一斉に暴飲暴食をして糖尿病を悪化させた!とは考え難いです。

8年間蓄積させたダメージが一気に目に出た、と考えるのが自然というものでしょう。

 

医学の進歩は日進月歩ではありますが、検査結果として明確な異常を察知できるのは大体の場合、相当悪化してからとなります

例えば糖尿病性腎症などもeGFR低下を確認してから対処しようとしても大抵手遅れです。引き返せる可能性がある腎症1期や2期で発見するためには尿中の微量アルブミンを検査しておかなければなりません。

網膜症については、微量アルブミン検査に相当する検査方法がない、と考えてよいでしょう。

 

つまり、多少HbA1cが高いのを放置したところで、8年程度は異常が出ないことが多い、ということ。

一度、糖尿病網膜症という形で異常が出た場合、僅か1年半程度で重症に到達する可能性があること。

そして重症になってしまった場合、失明のリスクはもちろんのこと、死亡リスクも30.0%と極めて高くなってしまうこと。

この3点は、本気で注意しておいた方が良いでしょう。

 

幸い、3大合併症である糖尿病網膜症はHbA1c7.0%未満に抑制することで発症確率を大きく下げることが可能です。

 

本件からもお分かりいただけると思いますが、糖尿病は早期発見・早期治療が大変重要な病気です。

糖尿病は発見し次第、真剣に治療することを強くお勧めいたします。

合併症が出てからでは取り返しがつかない可能性があります。

 

マダオが気になる糖のニュース NO.13 
メディカルドック様 ありがとうございました。

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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