可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

【富裕層ピラミッド】現代日本には未だ名前のない身分制度がある【上級国民】

はい。こんにちは。

マダオです。

 

今でこそ、ほぼベッドで生活しているマダオさんですが、元気だったころは、営業のついでに街歩きもしてまして、色々な街を見ました。

中でも東京は格差の大きさに目を見張るものがありました。

 

悪い意味で、歌舞伎町、山谷、小菅、吉原。

反対の意味で田園調布、自由が丘、丸の内、永田町。

 

まぁ、どちらもマダオの私生活には縁がなかったですが、道を歩いている人の毛並み?気配?というのがまるで違うことに大きな驚きを覚えたのを今でも思い出します。

 

ここで最近の政治家先生の言葉を引用しましょう。

『米は買ったことがない。』

国民に販売される備蓄米について『家畜のえさ』

10万円の商品券をバラまいたことについて『政治活動ではない。』

上級国民という言葉が、普通の日本語として定着して久しい昨今、やはり政治家先生の浮世離れっぷりは群を抜いて酷いと思います。

 

とはいえ、政治家先生がお金持ちの特権階級であることは、暗黙の了解というか、昔からの伝統芸能的な扱いとも言えます。

 

しかし、実は現代日本において、身分制ともいえるほどの格差が一般庶民にも生じている、と聞けばどう感じるでしょうか?

 

www.nri.com

 

以上の野村総合研究所のレポートにおいて、通称『富裕層ピラミッド』、別名『金持ちピラミッド』が公開されています。

 

引用:株式会社野村総合研究所

 

これを見た時に、マダオは『あれ、おかしいぞ』と思いました。

何がおかしいか少し分かりやすく可視化してみます。

色付けした部分が気になったポイントです。

 

 

アッパーマス層が、3,000万円以上5,000万円未満という狭い領域で定義されているにも関わらず、平均値が4,900万円になっているのです。

これは、3,000万円台はおろか4,000万円台前半にもほとんど人口が存在しないことを意味します。

 

またマス層についても平均資産が多すぎると思いました。

統計局の家計の金融資産調査によると全世帯の28%は金融資産ゼロと回答しているからです。つまり、79.4%いるマス層のうち28%はゼロなのです。

このゼロの層を仮にアンダーマス層と新しく定義するとして、資産がゼロ超のマス層の平均は上限の3,000万円に近いのではないかと思ったのです。

 

そこでアンダーマス層を分離させたうえで先ほどの表を再作成してみました。

 

 

資産が0円を超え、3,000万円未満であるマス層の平均資産は2,500万円である、という結果が浮かび上がってきました。

つまり、純金融資産が全くないゼロの階層の直上に、平均2,500万円のグループが存在していることになります。これは数百万円台、1,000万円台には、ほとんど人口がいないということを意味します。

 

つまり、人口の90%超を占めるであろうボリュームゾーンのど真ん中にぽっかりと大きな空白が生じているのです。

それを確認するため、2023年の資産別人口分布を視覚化してみましょう。

 

 

実態はピラミッド状などではなく、歯抜けの櫛状態であることが一目瞭然です。

見事に全てのクラスに重なりがありません。

各クラスの平均値にも、最低で2,400万円という大差がついています。

最下位のアンダーマス層からブービーのマス層最底辺への移動にも2,000万円が必要とされるあたり、かなり絶望的な格差が開いていると言えるでしょう。

 

比較として、入手できた最も古いデータ(2005年)の資産別人口分布グラフが以下のものです。

2005年の段階では、下位3クラス(全世帯の92%)が、ほぼシームレスに繋がっています。

マス層の平均も2,000万円であり、この時代にはまだ資産1,000万円前後の世帯もかなりの数がいたことが分かります。(ただし、数百万円の層は既に薄くなっていたはず)

これが1970年代に言われていた『一億総中流』の残り香・残響的な状況であることは想像に難くありません。

 

そして、話は2023年の最新の統計に戻ります。

各クラスを眺めてみましょう。

 

まず超富裕層と呼ばれる最上位0.2%、11.8万世帯

保有する純金融資産は11.4億円。(家や車などの実物資産は含まず)

彼らは生きてるだけで毎年4,500万円、自由に資金を使うことができます。(理論値)

理由は単純で、住宅ローンなどでお金を借りる側ではなく、貸す側だからです。11.4億円のローンを貸しつけて利子を受け取っていると想像してもらえば、その富裕さは何となく想像できるでしょう。

ここまで来ると、事故や犯罪に巻き込まれるか、ギャンブルにでも狂わない限りは転落する方が難しい人生です。彼らにとって仕事とは、人を雇い働かせることであって、人に雇われることを意味しません。

 

次に富裕層と呼ばれる上位2.8%、153万世帯。

保有する純金融資産は2.2億円。(家や車などの実物資産は含まず)

彼らも生きているだけで毎年880万円、自由に資金を使うことができます。(理論値)

余りに高い生活水準を望まなければ、全く働く必要のない領域に住んでいる人たちです。彼らにとって仕事とは、先祖伝来の御屋敷の維持費と相続税支払いに備えるためのもの、くらいの感覚でしょう。

政治家の先生方は、概ねこのクラス以上に生息していると思えば間違いありません。

 

次に準富裕層と呼ばれる中の上7%、403万世帯

保有する純金融資産は8,200万円。(家や車などの実物資産は含まず)

一般庶民からすると見上げるような水準ですが、流石に働かずに食えるほどではありません。(それでも年間300万円を超える利子・配当収入が見込めます。恐ろしいですね)

多くは社会的評価のしっかりした仕事・職種についていて、老後も引く手あまたです。

相続税を支払うのも大体このクラスの人までとなります。

 

ここらへんから庶民にもある程度現実的なラインでしょうか。

中の下10%、576万世帯のアッパーマス層

保有する純金融資産は4,900万円(家や車などの実物資産は含まず)

順番的に中の下とはいったものの、上から数えて20%に入っているエリート層です。

彼らは年間200万円近い利子・配当収入を見込めます。給料以外で毎月13万円も手取が増える当てがあるわけですから、超リッチです。

裸一貫から始めてここまで来れたら超優秀です。

きっといい会社にお勤めなんでしょうね(羨望)

 

そして一億総中流の残党。

下の上51%、2,842万世帯のマス層。

保有する純金融資産は2,500万円(家や車などの実物資産は含まず)

この層も投資(他者への貸付など)を行っていれば、年間100万は利子・配当収入を得られます。ですが、あくまで労働収入がメインであり、投資人口は多くありません。

一億総中流の世界観からは脱しておらず、『普通の仕事』として会社員を選びがち

とはいえ、ほぼ労働収入で2,500万円貯めた手腕は流石の一言。

老後2,000万円問題は軽々クリアしており、これには帝愛グルーブの利根川さんもニッコリです。

 

最後に残ったのは宵越しの金を持たない江戸っ子魂?

下の下28%、1,582万世帯のアンダーマス層

保有する純金融資産はゼロ円(家や車などの実物資産は含まず)

ここには純粋に貯金ゼロの人も含まれますが、住宅ローンや奨学金などにより、差し引きでゼロ以下になっている人もいます。また純粋なゼロの中には生活保護3%、160万世帯が含まれています。

何にせよ、不労所得どころの話ではなく、借金の利子を上位クラスの人たちに払い続けている人が多いです。彼らにとって仕事とは、頑張って報われるような性質のものではなく、借金返済のための苦役と化していることが多いでしょう。

ここから2,000万円ためて、一つ上のクラスを目指すのは困難を極めます。実際は上昇するどころか、本クラスの割合は徐々に増えているのですが…。

 

さて、ここまで見てきましたが、超富裕層(11.4億円)の人と、アンダーマス層(0円)の人が見ている世界は同じだと思えるでしょうか

かたや生きてるだけで4,500万円の年収があり、かたや毎日の労働収入で借金を返す生活。

就いている仕事、住んでいる場所も全く異なるでしょう。

資産の増加スピードも全く異なっており、富める者は益々富み、貧しきものはより貧する傾向が見て取れます。

 

2005年から2023年にかけて、平均では1世帯あたり資産が870万円増えていますが、アンダーマス層には何の恩恵もありませんでした。また増加額540万円のマス層も経済的なプレゼンスが相対的に低下していると言わざるを得ません。

反面、超富裕層は1世帯で2.6億円増…。

また上位3クラス(全世帯の10%)の持つ純金融資産額は全体の44%に達しています。

 

以上を勘案すると各階層間の上方移動は、不可能ではないにせよ尋常でない努力と運が必要と言えるでしょう。

これは、もはや現代の身分制度です。

名前が付けられていないだけで、厳然とした身分差が日本にはできているのです。

この新・日本式身分制度は、下位80%の国民をより貧しく、上位20%の国民をより富ませる政策の結果、格差が固定されて表れたものです

本来は、累進課税制度により、所得を再分配する必要があるのですが、政党や経団連を構成する上級国民の皆様方は、自分かわいさのあまり消費税のような逆累進課税制度ばかりを強化してきました

また上級国民率いる日本企業も、社会的弱者から搾取するビジネスモデルばかりを考案し、実行してきました

弱者を作り出し、搾取する。

近視眼的には、楽で儲かる『賢い』やり方ですが、果たしてそれは持続可能なのでしょうか。

現に日本企業の多くは、楽に儲けることばかりを追求した結果、技術を磨くことを怠り、国内市場でさえ海外企業に駆逐されてゆきました。(失われた30年)

手近な弱者を叩くことに腐心しているうちに、自身も世界的には弱者となっていたのです。

 

上級国民の方々にあらためて問いたい。

これからの日本に必要なのは、果たしてこのような身分制度もどきなのでしょうか。

 

www.kobe-np.co.jp

 

子供が米も食えなくなるような国に未来などないとは思いませんか?

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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