可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

ちょうどいいトンカツ(糖尿病)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

以下のセリフ、皆さんはご存知でしょうか。

 

「トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない、貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」

 

漫画『美味しんぼ』で語られた一コマです。

時代背景が1950年代らしいので、当時のトンカツはチェーン店で気軽に食えるような代物ではありません。

今で言うと、何の記念日でもない平日に、回らない寿司屋とかフランス料理専門店、もしくは焼肉の食べ放題に行くような感覚でしょうか。

まあまあの贅沢ですよね。

 

さて、では2026年現在を生きる糖尿病患者にとっての『トンカツ』とは何になるでしょうか。

マダオが思うに以下の4つがそれに当たります。

 

〇月1回通院し、必要なら検査や服薬ができる。

〇年に4個自費でCGMを使える。

〇米、小麦、砂糖類のような自分にとっての毒物を摂らない選択ができる。

〇オヤツとして好きな時にソフト煎り大豆(自分の血糖値をほとんど上げないもの)が食べられる。

 

これもまた、まあまあの贅沢です。

命に関わるような話に贅沢もクソもないだろ!と思えるなら貴方は『偉い』側の人間です。

本当に貧乏になると最低限の通院すら躊躇うようになるからです。

 

そして、今マダオは通院を最低限と評しましたが、それもこれからは贅沢に分類されるようになるかもしれません。

高額療養費制度の改悪や、健康保険制度の自己負担割合増、OTC類似薬の自己負担化のニュースは皆さんもご存知の通りかと思います。

景気の良い時代に作られた頭お花畑の制度の数々が改悪されるのは必然であり、抗いようがありません。

 

『美味しんぼ』の例えでも時代考証が必要だったように、マダオの例えもまたこれからの時代の流れで変化せざるを得なくなるでしょう。

 

今はみんな気軽に通院し、高価で貴重な新薬をガポガポ飲みまくっています。また悪化したとてタダみたいな値段で透析治療も受けられます。しかし、将来このままである可能性はほぼゼロです。

 

高福祉で知られるヨーロッパなどでは、既に診察の予約は半年待ちが珍しくないとも聞きます。緊急であれば、保険の効かない自由診療の医師に頼らざるを得ないとか。

アメリカに至っては救急車で運ばれれば100万円、盲腸の手術1回で自己破産、そう言われるほど医療費が高い事で有名です。

 

そんな欧米と比較して、日本の税収や国力が圧倒的に高いと本気で思っている人はいませんよね?残念ながら大半の日本国民は受ける医療サービスに見合った税金も保険料も支払ってないのが実情なのです。

 

我々糖尿病患者は、健常者には不要な『トンカツ』が必要な弱者です。なんの備えもなく漫然と過ごせば、将来どこかのタイミングで通院すらかなわなくなる可能性が高いです。

 

ある研究では2070年までに日本人は4,000万人減ると言います。そして次の50年では更に4,000万人減るとも。

つまり今後少なくとも100年は、深刻で急速な少子高齢化が続く見込みであり、公助は先細る一方となります。

 

『トンカツ』だけでなく『医療』も自分の身の丈と相談して決める厳しい時代が再来しようとしているなか、我々も今まで以上に本気で病気と向き合う必要があるのではないでしょうか。

 

ちなみに糖尿病患者でも自炊ならトンカツを食べても平気かもしれません(※)

 

(※)血糖値的に安全なトンカツの材料について。

薄力粉&パン粉の代わりに大豆粉&乾燥おからを使えば、かなり近い食感のものが作れます。

また調味料はソースを使わず醤油にすれば、血糖値が上がる要素がほぼありません。

更に、使用する油は新しいオリーブオイルにするとGoodでしょう。

最後に当たり前のことを言いますが、米や小麦を主食として一緒に食べたら台無しになるので、主食は水煮大豆かモヤシ、カリフラワーライスあたりにしておきましょう。

(※捕捉)

マダオの場合、上記のレシピで血糖値はほぼ上がりません。ですが大豆や豚肉で血糖値が爆上がりする人も100%いないとは言い切れないので、レシピを試す際は必ず血糖測定して検証して下さい。

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGM等マダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

 

踏み台昇降は最強の運動療法かもしれない…が

はい。こんにちは。

マダオです。

 

皆さん、運動療法はサボらずやってますか?

 

雨の日、風の日、暑い日、寒い日、パジャマから着替えたくない休日…。

季節によっては、虫除けや日焼け止めなんかも必要になってきます。

外でやる運動ってぶっちゃけめんどくさいですよね。

 

もちろん、ムキムキになりたいならジム一択なんでしょう。

しかし、我々の大半は血糖値を上げたくないだけで、鉄の塊を無意味に上げ下げする拷問じみた作業が好きなわけではありません。

 

そして何より。

血糖値を下げる、と言うより上げすぎないようにするための運動は毎回の食事直後にやる事が推奨されます。

 

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そうなると準備時間ゼロ、パジャマ姿どころか全裸でもできる室内運動以外に選択肢は無いでしょう。

 

とはいえ室内運動も色々あります。

その中でマダオが最もオススメするのが、踏み台昇降運動です。

 

お金とスペースがあればエアロバイクでもいいかもしれません。

しかし、設置と移動の楽さ、省スペース性と経済性を考えると、踏み台がベストだと思います。

専用の踏み台を1つ、自室かテレビの前に置いておくと吉です。

 

マダオの場合はiPad miniを片手に持ってYouTubeを見ながら昇降運動をしています。

 

続ける上で大事なことは、できるだけ楽にやることです。

運動じゃなく、動画に意識をやっていれば『運動なんてやりたくない!』ではなくて『動画を見る時間だ』と脳が騙されてくれます。

また、息が切れたり、汗をかいたりするようなペースでやると辛くなるので、なるだけゆっくりダラダラやるのもポイントです。

 

できれば1食ごとに15分運動できれば良いのでしょうが、時間と体力の兼ね合いもあるので、1分でも2分でも苦にならないところから始める感じでしょうか。

 

食事が終わったら、とにかく踏み台に向かう!という組み合わせを条件として習慣化すると、なお良いです。

 

大抵の人間は辛いとか面倒くさいなどと思うようなことは習慣化できません。

ですので、テレビでも動画でも音楽でも、何でもいいので苦にならないものを『メインの作業』に据えて、『ついでになんとなーく運動』すると続くと思います。

 

ちなみに。

マダオ自身は、糖尿病対策としての運動療法は、全く重要視していません。

糖尿病対策の本質は『食事8割、運動2割』だからです。

 

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マダオがHbA1c9.7%から寛解した時も、運動らしい運動はほぼしませんでした。

ですので、糖尿病対策に使える限られたリソースはまず食事内容の改善に全振りしても良いとすら思っています。

 

今回のお話は、食事の改善が完璧に終わり、食事面でこれ以上手の打ちようが無くなった上で更に膵臓の負荷を下げたい、という人が参考にしてくれるといい感じかなと思います。

マダオの踏み台昇降運動は、糖尿病対策ではなく寝たきり防止策なので、食事内容を改善できていない人が真似る必要はありません。

 

気力、体力、予算、時間…。

全て有限のリソースです。

何にどれだけ使うかよく考えましょう。

仮に踏み台昇降運動を出来たとして、1日3回各15分やればそれだけで合計45分もの時間と体力を使います。

それで血糖値が完全に安定してくれるならいいのですが、少なくともマダオの血糖値は運動で劇的に下がったりしたことはありません。(逆に上がったことなら何度もありますが!)

また糖尿病が治らない病気である以上、運動だけで血糖値を下げられるとしても、今と同じ強度の運動を死ぬ前日まで毎日行う必要があります。90歳、100歳になっても1日45分運動できると思えますか?

 

なので、踏み台昇降もやらないよりはやった方がいいのですが、あくまで運動はメインではなく『何かのついでになんとなーく』やる程度の距離感で良いとマダオは考えています。

 

踏み台昇降は運動療法のなかでは最強に近い!
だが、運動療法自体が有効な高血糖対策であるかは疑わしい。

 

運動は高血糖対策としてかなり頼りない、というのは真面目な医師の間では意外と知られている事実のようです。

 

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web漫画『ヒトナー』をオススメしたい

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本日、数年ぶりに漫画を読んで圧倒されたのでご紹介します。

 

少年ジャンプ+で連載中の漫画『ヒトナー』。

 

shonenjumpplus.com

 

人類がエイリアンと初のコンタクトを取る。

そういう意味では昔からある、伝統的な骨組みの作品です。

人類最後の生き残りであろう1人の男性がエイリアンの母星に到達したところから始まる、という部分は少しだけ珍しい切り口かもしれませんが…。

 

しかし、本作の魅力はそんなSF設定にはありません。

 

知性あるエイリアンである『ケモ』たちの恐怖や葛藤、悪意まで描く中、最後に輝くのは、種族や星を超えた『□□』でした。

『ケモ』から見た人間は、危険な性質を持ったエイリアンであるにも関わらず、『個』としての男性を『□□』だと言える。それを霊長としての誇りと言える、その姿には高潔ささえ覚えました。

 

現代を生きる我々の多くは、他者の少しの違いをあげつらい、差別し、『嫌い』や『減点ポイント』を血眼になって探しているように思います。

〇〇人だから、〇〇教徒だから、男だから、女だから、金持ちだから、貧乏だから、〇〇病だから…。

 

もちろんあなたの前には、善人もいるし、悪人もいます。

全ての人が、知性に溢れ、理性に優れた善人ではありません。

当然、あなたやわたし自身も、恐らくは…。

 

お互い完璧でないことを前提としたうえで、色眼鏡を外し、向き合う。

未知の他者であっても、その長所・善性に目を向け認めようとする。

言ってしまえばこれだけなのに、ソレを実践することの何と難しいことか…。

 

『ヒトナー』第1話。

ただ目の前にいるそのひとと向き合い『□□』と言えるその精神性がとても眩しく感じる傑作でした。

特殊性癖?何のことだかわかりませんねぇ!

 

□□はネタバレになるので、伏せました。何が当てはまるかは読んでみてのお楽しみです。

 

ネコと和解せよ 
イエス・ちゅ~りスト

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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【マダオが気になる糖のニュース】合併症予防でHbA1c7.0%未満は時代遅れ?

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本日は、

『糖尿病の合併症はHbA1c7.0%未満で発症を抑制できるのか?』

という問いに対する答えとして、一つの興味深いニュースをご紹介したいと思います。

 

mbp-japan.com

 

日本人2,500人強を対象とした大規模研究『J-DOIT3』により、いくつか興味深い事実が明らかになりました。

 

糖尿病を集中治療した結果、網膜症の発症リスクを17%減少させることができた、というのが話の始まりです。

集中治療群で達成された平均HbA1cは6.8%、従来群は7.2%でした。

 

さて、ここまでならそう不思議な話ではありません。

『HbA1c7.0%未満を達成したから、リスク抑制できた!やはり7.0%が目安だな!』

そう思った方も少なくないでしょう。

 

しかし、問題はその先にあります。

治療開始1年後のHbA1c値が高いほど、網膜症の発症リスクが直線的に増加することが明らかになりました。
注目すべきは、HbA1cと網膜症発症リスクの関係に明確な閾値が認められなかったという点です。つまり、「この値以下なら安全」という明確な基準値は見出せませんでした。

糖尿病網膜症を防ぐためのHbA1c 7%未満は時代遅れ!? by神戸新聞社

 

Effect of a Multifactorial Intervention on Retinopathy in People With Type 2 Diabetes
A Secondary Analysis of the J-DOIT3 Randomized Clinical Trial.
JAMA Ophthalmol. 2025 Oct 23;143(12):989–997. doi: 10.1001/jamaophthalmol.2025.3819

本グラフを引用した論文は以下リンクから読めます。

pmc.ncbi.nlm.nih.gov

 

上記グラフから明らかなとおり、糖尿病網膜症の発症率は治療開始1年後のHbA1cと完全に比例した直線(実線)を描いています。つまり、『HbA1c7.0%以上でリスクが急増するから、薬で7.0%未満を維持すれば安心!』という従来の医師たちの説明に疑問符を突き付けたのです。

 

リスクを表す実線を素直に読む限り、

HbA1c5.0%を基準とすれば、HbA1c7.0%は糖尿病網膜症発症リスク約2倍、HbA1c9.0%は約4倍のリスクがあることになります。

そしてHbA1c5.0%未満にしたところで、網膜症発症リスクはゼロにはならないことも見てとれます。

 

つまり、少なくとも糖尿病網膜症においては安全圏となるHbA1c値が存在しない可能性が高いということになります。

ですが、これは果たして網膜症だけの話でしょうか。

血管障害を原因とする他の合併症・併発症も同じで、安全なHbA1cなど無いとは考えられないでしょうか?

 

例えば、以前ご紹介した以下の大規模研究。

shiga-publichealth.jp

 

日本人7,000人を15年追跡した上記コホート研究において、死亡リスクは以下の通り。

HbA1c5.0未満 1.0倍

HbA1c5.0-5.4  1.08倍

HbA1c5.5-5.9  1.07倍

HbA1c6.0-6.4  1.95倍

HbA1c6.5以上 1.72倍

糖尿病治療中 1.80倍

 

ヘモグロビンA1cと総死亡・循環器疾患死亡との関連(NIPPON DATA90、15年追跡、男女計) - NIPPON DATA 様

 

死亡率と心疾患の調査ですが合併症発症より遥かに重篤な『死亡』というエンドポイントですらHbA1c6.0%以前にラインが存在していることが分かります。6.0%ですら心臓という大きな血管の障害が重症化して死亡するのに、7.0%以上にならないと網膜のような細い血管の障害が発症すらしないなんてバカな理屈が通るわけがありません

 

HbA1c7.0%未満なら安心・安全!というのは単なる欺瞞でしかないのは一目瞭然です。

 

そして、本気で糖尿病対策をしたいならHbA1c測定ですら時代遅れである、というのはCGMの登場により明らかになってきているのです。

しかしながら。

話が錯綜するので、ここでは割愛します。

ご興味あれば以下の関連記事へどうぞ。

 

関連記事:

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さて、ここまで色々書きましたが、実はマダオが本ニュースで一番注目したのは以下の部分です。

 

網膜症の進行について
すでに網膜症がある人における病状の進行については、集中治療による明確な効果は認められませんでした(ハザード比1.02)。この結果は、網膜症が発症する前の早期からの厳格な血糖管理の重要性を示唆しています。

糖尿病網膜症を防ぐためのHbA1c 7%未満は時代遅れ!? by神戸新聞社

 

本研究によれば治療開始後1年のHbA1cを下げることで抑制できるのは、『発症』のみだということです。一度網膜症を『発症』してしまったら、その後に内科的なアプローチを頑張ってHbA1cや血圧等を下げまくっても、以降の『進行』抑制の決め手にはならない可能性が高いということになります。

 

なお、網膜症については急速に重症化が進むことも知られています。

腎症であれば早期発見手段として、尿中の微量アルブミン検査があるので、『今日からいきなり透析!』という事態は起こりづらいです。

しかし、網膜症については、早期発見手段が存在しないため、眼底検査で異常が目視された段階で、もはや内科的には手遅れの状態(重症化まで秒読み段階)となっていることが少なくないのでしょう

 

関連記事:

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ちなみに、本研究において、網膜症の発症率は年間4%ほどと報告されています。

そして、1度発症してしまえば内科的には進行抑制できない可能性が高く、何がきっかけで重症化するかも分かりません。

眼科で外科的手術まで受ければ、完全な失明まで至る確率はそこまで高くないものの、一定以上視力を失えばQOLの大幅な低下は避けられません。(それ以前の問題として年間3,000人の糖尿病患者が失明に至るという時点で、個人的に全く安心できないです)

 

本気で糖尿病対策をするなら

合併症の発症前、

なるだけ早く、

7.0%よりなるだけ低いHbA1c(血糖値)を目指す、

というのが正解に近いと言えるのではないでしょうか。

 

マダオが気になる糖のニュース NO.18
神戸新聞社様、松田友和先生ありがとうございました。

 

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beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

現実が何か分かってなきゃ現実からは逃げられねぇ

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本日は、同年代の糖尿病患者であるYoutuberダイイスケさんの動画について語ります。

 

www.youtube.com

 

内容は、ハッキリ言ってろくでもないです。

50歳にもなろうかという大の男が、糖尿病の通院をサボった、という事実について20分以上言い訳しています。

曰く『車が動かせなかった』『食事療法は頑張れない』『食事の1人前は自分には少なすぎる』『痩せてる健常者の言うことなんて聞く気になれない』などなど。

それでいて、『マンジャロのような強い薬を使わずに糖尿病を改善させて患者の希望の星になりたい』などと言っているのだから目も当てられません。

 

なのでご本人の希望通り、HbA1c9.7%、随時血糖値440、BMI29だった40台後半の糖尿病仲間として言わせていただこうと思います。

 

alu.jp

 

現実が何か分かってなきゃ現実からは逃げられねぇ

 

人間、40歳も超えてくれば嫌でも自分が何者かは分かっているはずです。

何にどれだけ頑張れて、何に頑張れないか

自分がこれまでに糖尿病対策をどれだけ頑張って、どんな成果を出してきたか振り返るだけでも現実は分かります。

ですが、ダイイスケさんは現実の自分自身が見えていません

上記動画からは戦いたいのか逃げたいのかそれすら曖昧で伝わってこないのです。

 

強い意思を持たず、闘病に平凡以上の成果を出せず、それなのに自己評価が高い。何なら、これからでも『本気』を出せば力技で糖尿病を治せると思っている、そんな甘えた思想が透けて見えます

最低時給すらないフリーランスの世界で身を立てようとしているのに、病気から目を逸らしてどうやって生きていくつもりなのか…。そもそもプロの漫画家を目指すなら気にすべきは腎症などより網膜症でしょうに!

 

間違いに間違いを重ねて半寝たきりになったマダオだから言いますが、この方は人生詰む1歩手前です。10年前、まだ倒れる前の自分が目の前で喋っているようで一種の親近感さえ覚えます。

 

失明、透析、足切断、心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー、各種の癌に感染症

糖尿病には、主だったものだけでもこれだけの合併症、併発症があります。これらはHbA1c7.0%未満に抑制すれば発症や進行を防げるようなものではありません。

我々糖尿病患者は、最大血糖値170前後になる度に1回ずつ律儀に死亡・合併症ガチャを引いているのです。(少なくとも死亡率はHbA1cではなく最大血糖値に依存している。そして最大血糖値170以上で死亡率が上がる(大きな血管が詰まり始める)以上、細小血管はより早い段階で詰まり三大合併症を発症すると思った方が自然)

 

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そして、糖尿病患者は1.4倍早く老化します。男性40代の発症ならば60歳前に健康寿命が尽きる可能性すらあります。

これらの尋常ならざる不利益を受容するなら逃げるのもアリです。

 

しかし、戦うことを選択するならばまず1つの現実を飲み込まねばなりません

自分の意志は99%以上の確率で挫ける

という事を。

 

現実は残酷です。

特別な忍耐とか努力なんてものは半年も持たないのが普通です。

そもそも糖尿病の寛解率は1%しかない、というのはご存知でしょうか。

 

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みんな口では糖尿病を治す、頑張るなどと言いますが、3か月間薬なしでHbA1c6.5%未満にできる人は100人中1人しか居ないのです。

そして1年維持できる人はそこから更に3分の1しかいません。

1度死ぬほど頑張って寛解した人ですら寛解を維持出来ないのが普通なのです。

 

そして糖尿病薬のほとんどは死亡率を下げているかすら怪しい代物で、効果があるとしても気休め程度のものでしかありません

 

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糖尿病患者の食欲は99%我慢できないし、運動は続かないうえに効果が微妙。そして薬は効かない。

 

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これが揺るぎない出発点で、糖尿病の現実です。

このどうしようもない現実を受け入れた上で、マダオは糖尿病を寛解させ、HbA1cを4.8%にしました

そして、寛解の維持期間はそろそろ5年になろうとしています。

とはいえ、マダオがスゴい我慢や努力をしてきたというわけではありません

40代後半、無職、独身、実家暮らし、半寝たきりのダメ人間ロイヤルストレートフラッシュ状態のしょーも無いオッサンが出来ることなどたかが知れています。食事も間食も我慢できませんし、運動もほとんどできません。

 

必要なのは現実を知ること、一生続けても苦にならない仕組みを作ることです。

そのためには何より血糖測定が重要です。

今は24時間リアルタイムで血糖測定できるCGM(フリースタイルリブレ2やdexcom g7)が通販で購入可能です。

 

alu.jp

 

我々は血糖値が高いから糖尿病と診断されたわけです。

ならば対処すべき現実は、自分自身の血糖値以外にありません

何をするにせよ、しないにせよ、話はそこからしか始まりません。

HbA1cは勿論のこと、カロリー計算や体重計なんて何の役にも立ちません。

正しい努力は正しい現状把握の上にしか積めないものです。

しかし、確かな土台さえあれば、意志力頼みの根性試しなど全く必要ないという事でもあります。

 

ちなみに。

具体的に何をするか、どう考えるかは今まで散々書いてきたので、ご興味があれば以下のまとめ記事をご覧下さい

 

関連記事:

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

メガネをかけたり、外出時に鍵をかけるために特別な努力をしている人はまずいないと思います。

糖尿病対策とは、その程度の意識で当たり前に行えるものでなければなりませんし、そうでなければ続かないのです。

 

目をつぶったままでは現実からは逃げられない

 

 

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2026年2月のCGM(フリースタイルリブレ)の結果はっぴょー

はい。こんにちは。

マダオです。

 

2026年2回目のリブレによる計測結果発表のお時間です。

今回は買いだめしていたリブレ1センサーの期限が2月末だったので、急遽使用しました。

ということで今回は、特に検証目的があったわけではありません。

主観的には生活に変化がない以上、結果も変化がない。

そのハズなんですが、糖尿病患者の主観ってあてにならないんですよね。(白目)

果たして実際はどうだったでしょうか。

 

とりあえずご覧ください。

 

推定HbA1c4.6%で変化なし!

推定HbA1c:4.6%

血糖値:64-119(期間平均85)

TIR(70-140):97%

低グルコースイベント:4回(平均214分)

 

前回1月のリブレ使用時と比較すると、推定HbA1cは変化無し。

4.6%でした。

 

最高血糖値は118と努力目標値140を大きく下回りました。

前回1月の最高血糖値が110だったので、2月は少し上昇してますが、体調にもよるので誤差範囲かなと思います。

 

最低血糖値は前回よりわずかに悪化し64。

そして低血糖の持続時間も悪化しました。

今回、センサーの使用期限切れ間近の使用だったため、低めに出たのではないかと思います。(マダオの場合、ハズレ個体に当たると低く出やすい傾向もある)

 

以上の結果により、TIRは前回より悪化。前回98%から97%となりました。

 

なお、体重についてですが、69.5㎏前後で増加傾向です。

今朝は69.5㎏でした。(前回値68.8㎏)

血糖値は相変わらず安定しているものの体重はずっと増加傾向です。

これは、早朝低血糖対策で夜中の12時に食べている無糖ヨーグルトが原因と思われます。しかし、単純なカロリー数だけでは説明できない体重増加量で困惑中です。

 

そして、運動は1日2回踏み台昇降と軽い柔軟体操をしています。

 

総括すると、今回は悪くなかった、と言えるでしょう。

TIRがもう少し改善すると嬉しいんですが、低血糖対策で深夜にこれ以上食べるとどこまで太るか想像もつきません。無糖ヨーグルト以外の何かに変更するべきなのか、悩ましいところです。

そんなわけで、2026年2月のCGMの結果発表でした。

 

追記:

次回よりフリースタイルリブレ2を使用して計測することになります。

環境構築が適切にできるのか、できたとして測定結果を従来通り公開できるのか。

病人にあまり難しい作業をさせないでほしいものですが、どうなることやら。

期待せずに次回をお待ちいただければ幸いです。

 

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

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Dexcom G7のAmazonでの発売を確認(2026年1月12日)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

医師の処方箋なしで購入できるCGMと言えば、ながらくフリースタイルリブレ一択でした。

マダオも2021年からずっとフリースタイルリブレを使用してきました。

 

マダオにとってフリースタイルリブレは、精度も信頼性もとても高い製品で、結構気に入っています。

が、体質なのか相性なのか『リブレが使えない!計測結果が信用できない!』という声があることも知っています。

 

そんな中、AmazonでDexcom G7の販売がされているのを見つけてしまいました。

前VerのG6までは処方箋なしでは購入できなかったはずなので、恐らく2025年5月のG7更新時にネット販売も解禁したものと思われます。

 

軽く調べた限りにおいて、機能的にはリブレ2とG7には大差がないようです。

リブレ2は14日の使い捨て、G7は10.5日の使い捨てという差はあるものの、1日当たりの単価に直せばほぼ同じ(若干G7が高いか?)です。

 

しかし、環境面においてはG7の方が優秀そうに見えます。

読み取り機はスマホだけでなくアイパッドなどにも対応していますし、最新OSへの対応も早いようです。

(記事執筆時点でリブレ2はiOS18.7まで。G7は26.1まで。iOS最新verは26.2)

またリーダー(G7ではモニターと呼称)についても、単独で常時通信可能で、読み取りをしなくても5分毎の測定記録を残してくれるようです。(リーダーがあれば、スマホの機種や環境に左右されずスマホと同等の記録・測定が可能な模様)

更にアップルウォッチにも公式に対応しており、アクティブな方ならG7一択と言っても良さそうに思えます。

 

スマホに機能集約したくない派のマダオさんとしては、G7のリーダー(モニター)がかなり魅力的に見えます。

唯一、欠点と言えそうなのはアラートの消音機能が最大6時間までしか有効にできない点でしょうか。

低血糖を絶対見過ごさないという意味では良いのでしょうが、誤差が大きい初日や最終日になると一日中鳴りやまなそうで、寝不足が懸念されますね。

 

マダオさんは過去の実績からリブレの測定システムととても相性が良いのが分かっているので、今のところはG7に変更するつもりはありません。(病院での測定と比較して血糖値もHbA1cもほとんど誤差がないです)

また血糖測定の間隔が1分毎であり、G7の5分毎より高頻度なので、一番大事な測定力が単純に5倍高いと考えます。

 

しかし、G7環境の優位性にはとても惹かれるので、余裕ができたらG7も試してみるかもしれません。

 

フリースタイルリブレが合わなかった方、スマホの機種やOSのバージョンなど気にしたくない方は、Dexcom G7と専用モニターを試してみるのも良いかもしれません。

 

技術の進歩はすばらしい!
けど、おっちゃんはもう付いていけないよー(´・ω・`)

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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