はい。こんにちは。
マダオです。
皆さんはアメリカの女優、ハル・ベリーさんをご存知でしょうか?
実は、マダオはつい先日まで全く知りませんでした。
芸能・エンタメには基本的に興味がないうえ、貧乏暇なしを地で行っていたため、知る機会がなかったんですよね。
そんな中、見つけたのが以下の記事。
サムネイルだけでも分かると思いますが、とんでもない美人です。
これで御歳57というのだから驚きです。
もっと画像を見たい方はこちらをどうぞ。
しかし、マダオが興味を持っているのは、この方の病歴です。
なんと22歳で2型糖尿病に罹患した事を公表されています。
つまり、この輝くような美貌の写真の数々は、ほとんどが罹患後のものだということです。
糖尿病は、デブでだらしない中年男性がなる汚い病気だという偏見が強いです。
実際、加齢により発症・進行する病気ですし、男性の方が罹患者は多いです。
そして肥満ホルモンであるインスリンの異常があるため、太っていることも多いのもまた事実です。
なので、太った中年男性が多い病気だというのは、事実として間違っていないわけですが、『だらしない』『汚い』の部分は完全な偏見です。
病気や怪我に綺麗も汚いもありません。
ガンなら綺麗で、交通事故による半身不随なら几帳面なのか?
病気で弱っている人間を、見た目の印象だけで叩いている畜生の何と多いことか…。
残念ながら1型糖尿病患者でも、2型糖尿病などと一緒にされたくない、と公言する人もいる始末。
1型糖尿病は、綺麗で神聖な病気だとでも言いたいのでしょうか。
病気や怪我は全て憎むべき現象であり、撲滅すべき対象でしかありません。
ここでハル・ベリーさんの話に戻りますが、女優という人気商売で、2型糖尿病を公表するのは大きなデメリットがあったことと思います。
糖尿病があっても活躍できる!輝ける!という物語の主人公は1型糖尿病患者であることが大半で、2型糖尿病にこうした明るいスポットライトが当てられることはありません。
2型糖尿病には、暗く後ろめたいイメージがどこまでも付きまといます。
しかし、彼女の写真を見て下さい。
どれも素晴らしい明るさで満ちています。
もちろん女優業なので、一般人とは桁違いの健康管理をし、最高の環境で撮影をしたことは間違いないでしょうが、それでも我が身と比較して感じるものはあります。
またマダオが感心しているのは、彼女の食事スタイルの正しさ・的確さです。
ハル・ベリーさんは、糖尿病の診断後から次の3つの食品を食べないそうです。
1.砂糖
2.白い炭水化物
3.砂糖や化学薬品の入ったワイン
マダオは米・小麦・砂糖類を食べないと公言していますが、内容的にはほぼ同じです。
CGMのなかった時代に、ハル・ベリーさんはどうやってその結論に達したのか…。
恐らくですが、SMBGによる血糖測定を1日30回以上、少なくとも半年間は継続して行ったはずです。また、その後も定期的に集中的な測定を繰り返したに違いありません。
しかし、そこから導き出された上記の食事療法は、現代日本の医師ですら大半が『カロリーを考慮していない手法なので推奨し難い』と評するものです。
まして35年前の話です。当時の医師は、間違いなく大反対したであろうこの食事療法を35年間も続けてこられたのは恐るべき話です。
『カロリーと血糖値は無関係である』
『誰が何と言おうと、信用できるのは自身の血糖測定結果のみである』
最新の血糖測定器であるCGMを使用し、マダオがその結論を得たのは、ハル・ベリーさんの30年以上あとの話です。
日本が医療後進国過ぎるのか、ハル・ベリーさんが先進的過ぎるのか…。
どちらにせよ本当に恐るべき話です。
マダオが糖尿病を寛解してそろそろ3年ですが、ハル・ベリーさんに比べれば10分の1の経験もないヒヨっ子です。
またハーパーズバザーという雑誌も女性ファッション誌ということで、全く知りませんでした。
自分が知らないことはまだまだ沢山あるし、尊敬すべき先達も本当にいっぱいいるんですね。
ハル・ベリーさんには、これからもぜひ活躍していただきたいものです。
ボクたちが歩くこの道は、まだ暗闇が多すぎて、道に迷う仲間達が絶えないですから…。
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。