可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

ちょうどいいトンカツ(糖尿病)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

以下のセリフ、皆さんはご存知でしょうか。

 

「トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない、貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」

 

漫画『美味しんぼ』で語られた一コマです。

時代背景が1950年代らしいので、当時のトンカツはチェーン店で気軽に食えるような代物ではありません。

今で言うと、何の記念日でもない平日に、回らない寿司屋とかフランス料理専門店、もしくは焼肉の食べ放題に行くような感覚でしょうか。

まあまあの贅沢ですよね。

 

さて、では2026年現在を生きる糖尿病患者にとっての『トンカツ』とは何になるでしょうか。

マダオが思うに以下の4つがそれに当たります。

 

〇月1回通院し、必要なら検査や服薬ができる。

〇年に4個自費でCGMを使える。

〇米、小麦、砂糖類のような自分にとっての毒物を摂らない選択ができる。

〇オヤツとして好きな時にソフト煎り大豆(自分の血糖値をほとんど上げないもの)が食べられる。

 

これもまた、まあまあの贅沢です。

命に関わるような話に贅沢もクソもないだろ!と思えるなら貴方は『偉い』側の人間です。

本当に貧乏になると最低限の通院すら躊躇うようになるからです。

 

そして、今マダオは通院を最低限と評しましたが、それもこれからは贅沢に分類されるようになるかもしれません。

高額療養費制度の改悪や、健康保険制度の自己負担割合増、OTC類似薬の自己負担化のニュースは皆さんもご存知の通りかと思います。

景気の良い時代に作られた頭お花畑の制度の数々が改悪されるのは必然であり、抗いようがありません。

 

『美味しんぼ』の例えでも時代考証が必要だったように、マダオの例えもまたこれからの時代の流れで変化せざるを得なくなるでしょう。

 

今はみんな気軽に通院し、高価で貴重な新薬をガポガポ飲みまくっています。また悪化したとてタダみたいな値段で透析治療も受けられます。しかし、将来このままである可能性はほぼゼロです。

 

高福祉で知られるヨーロッパなどでは、既に診察の予約は半年待ちが珍しくないとも聞きます。緊急であれば、保険の効かない自由診療の医師に頼らざるを得ないとか。

アメリカに至っては救急車で運ばれれば100万円、盲腸の手術1回で自己破産、そう言われるほど医療費が高い事で有名です。

 

そんな欧米と比較して、日本の税収や国力が圧倒的に高いと本気で思っている人はいませんよね?残念ながら大半の日本国民は受ける医療サービスに見合った税金も保険料も支払ってないのが実情なのです。

 

我々糖尿病患者は、健常者には不要な『トンカツ』が必要な弱者です。なんの備えもなく漫然と過ごせば、将来どこかのタイミングで通院すらかなわなくなる可能性が高いです。

 

ある研究では2070年までに日本人は4,000万人減ると言います。そして次の50年では更に4,000万人減るとも。

つまり今後少なくとも100年は、深刻で急速な少子高齢化が続く見込みであり、公助は先細る一方となります。

 

『トンカツ』だけでなく『医療』も自分の身の丈と相談して決める厳しい時代が再来しようとしているなか、我々も今まで以上に本気で病気と向き合う必要があるのではないでしょうか。

 

ちなみに糖尿病患者でも自炊ならトンカツを食べても平気かもしれません(※)

 

(※)血糖値的に安全なトンカツの材料について。

薄力粉&パン粉の代わりに大豆粉&乾燥おからを使えば、かなり近い食感のものが作れます。

また調味料はソースを使わず醤油にすれば、血糖値が上がる要素がほぼありません。

更に、使用する油は新しいオリーブオイルにするとGoodでしょう。

最後に当たり前のことを言いますが、米や小麦を主食として一緒に食べたら台無しになるので、主食は水煮大豆かモヤシ、カリフラワーライスあたりにしておきましょう。

(※捕捉)

マダオの場合、上記のレシピで血糖値はほぼ上がりません。ですが大豆や豚肉で血糖値が爆上がりする人も100%いないとは言い切れないので、レシピを試す際は必ず血糖測定して検証して下さい。

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGM等マダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。