可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

自分が糖尿病(高血糖)になった原因を把握してますか?

はい。こんにちは。

マダオです。

 

突然ですが、質問です。

あなたは自分が糖尿病(高血糖)になった原因を具体的に把握してますか?

 

高カロリー食が好きだったから?

高体重だったから?

自制心が弱かったから?

 

どれも違います。

高カロリーと高血糖は直結しません。

高体重でも血糖コントロールは可能です。

強い自制心があれば血糖値が下がる…わけではありません。気合いがいくらあっても生身の人間が空を飛べないのと同じです。

質問の仕方が悪かったかもしれませんが、マダオの聞きたいことはただ一つ。

あなたの高血糖の原因がどんな『物質』か把握していますか?、ということです。


実は高血糖の原因物質は血糖測定さえすれば簡単に分かります

大半が食事の中にあるのですから。

ということで、今回はマダオの朝食改善事例から、高血糖の原因物質の割り出し方を具体的にご説明します。

 

例えば今日朝ごはんで血糖値が食前150から食後300に上がったとします

上昇幅150が望ましくないのは同意いただけるでしょう。

つまり、朝ごはんのメニュー内にあなたの高血糖の原因が潜んでいることになります

 

白米 茶碗1杯

わかめの味噌汁

目玉焼き(ソース使用)

納豆(付属タレ使用)

野菜ジュース200ml

 

5つメニューがありますが、キッチリ30ずつ血糖値を上げているわけじゃないだろう、とは思いますよね?

では、何がどれだけ上げてるか?

これは個人差がかなり出るので、自分で血糖測定しない限り、どの食材が危険物かは分かりません

 

マダオの場合は、1品ずつGL値が高いものから低いものに差し替えて検証しました

 

白米の量を半分

玄米に差し替え

水煮大豆に差し替え

もやし炒めに差し替え

 

ここまでやっても目標値にならなかったので、別のメニューもいじりました。

 

目玉焼き(ソース使用)

目玉焼き(醤油使用)

 

納豆(付属タレ使用)

納豆(醤油使用)

米粉を含まない納豆(醤油使用)

 

野菜ジュース200ml

野菜ジュース100ml

牛乳100ml

無調整豆乳100ml

 

こんな感じに調整しました。

特に、朝食は血糖値が上がりやすいので、かなり念入りに調整しました。

 

砂糖やブドウ糖果糖液糖などのような高GL値のものは1gであっても、血糖値を爆上げする可能性があるので要注意です。

またマダオにとってのトマトのように低GL値でも血糖値を乱す『自分にだけ相性の悪い食材』も存在するので、そこにも気を付ける必要があります。

 

最終的に上昇値が目標内(糖尿病ならまずはMAX180までに抑える)になったらOKです。

可能ならトータルカロリーが減らないように再調整できたらパーフェクトです。

 

このような調整を繰り返すと空腹時血糖値も次第に下がってきます。1ヶ月もすればHbA1cでも明確に違いがわかるようになると思います。

それより何より、何が自分にとって危険物か分かってきます

マダオの場合は、米・小麦・砂糖類です。

この3つだけは、ほんの僅かであってもマダオの血糖値を爆上げします

つまり、マダオ高血糖の原因物質は、ほぼ米・小麦・砂糖類だったのです。

 

糖尿病の原因となる物質は具体的に存在します

マダオにとっての米・小麦・砂糖類は、あなたにも必ずあるはずです

1度完全に特定・調整できたら、あとは細かく血糖測定する必要はありません。なんなら半年くらい測定しない間に、HbA1cが更に下がったりします。

血糖測定は面倒臭いし、多少の費用もかかりますが、最初が肝心です。

精密な血糖測定を通じて、自身の糖尿病の原因物質を特定し、正しく対策しましょう

 

糖尿病の対策に気持ちは一切必要ない。
確実に数字を改善できる具体性こそが必要なものだ。

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。