可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

地獄への道は善意で舗装されている

はい。こんにちは。

マダオです。

 

マダオYouTubeのヘビーユーザーでして、糖尿病に関係ないチャンネルも山ほど見ております。

その中でふと見つけたのがこの動画。

 

m.youtube.com

 

岡田斗司夫さんの話です。

巷で流行り(?)のオンラインサロンが役立つ人は5%ほどしか居ないそうです。

あとの95%は、どんな話を聞いても理解できないor現実に活かせないとか…。

 

マダオは、その話を聞いた時、そうだろうな、と思いました。

皆に憧れられるような成功者は、そもそも出来が違います。

彼らが生まれながらに当然だと思う前提条件にすら、ボクたちの大半は辿り着くことすらできません。

例えば東大に入学できるような人は1日16時間の勉強を苦に思わないような人種です。

もともと頭が良いうえに、異常な努力をするための体力・精神力が備わっています。

彼らは生まれながら持っているポテンシャルが違いすぎるのですが、それを自覚せず努力量の差だけに着目しがちです。

 

だから、『俺みたいに努力すれば誰でも成功できる!』などと言ってオンラインサロンを開いたりするわけですね。

もちろん優れた資質を持ちながら、それまで活かし方を知らなかった眠れる怪物みたいな視聴者がいれば、ハマる可能性はあります。しかし、大半の人は前提条件にすらたどり着きません。

 

糖尿病患者に医師が求める努力というのも、この話に近いと思います。

医師になれるような人は、元々できる人で、頭の良さだけでなく体力的にも精神力的にもすぐれた人達です。

低学歴で病弱で意志薄弱な医師なんて元からいないわけです。

だから、普通の人が実行不可能な治療プランを作り出し、善意で押し付けてくるわけですね。

 

現在のHbA1cだけを診るやり方のまま、医師が治療したところで、糖尿病の寛解率は1%に過ぎません。

また薬物治療をしたところで糖尿病患者の寿命は、健常者より10年ほど短いという事実は変わりません。

まずこの事実を医師も患者も素直に認める必要があります。

 

考えるのはその先です。

いかに緩く、食欲を我慢せず、普通の人間が血糖値を下げるのか、です。

マダオは、ゆきなり先生や山村先生ら先進的な医師が提唱する血糖値に着目する手法こそが、1番早く確実だと確信しています。

実際、現在主流のHbA1cを見る手法の10%ほどの努力で実行可能です。

上手くやれば、薬不要、運動不要、食事量の制限不要で済むのですから、かなり取っ付きやすいハズです。

 

しかし、そんな主張をする自分すら出来る側の人間だったとしたら?

自分の話にも何らかの驕りや差別が含まれていないのか?

正直に言うと分かりません。

閲覧してくれている方の5%でもいいから糖尿病が良くなって欲しい、という気持ちは本物ですが、逆に言うとそれ以外は100%確かなものは何もありません。

 

地獄への道は善意で舗装されている

 

ヨーロッパのことわざで、こんなものがあります。

世の中の糖尿病を良くするという触れ込みの情報は、おそらく大半は善意によるものでしょう。

しかし、善意の先が地獄である可能性は往々にしてあります。

 

ですので、誰の言うことであろうと疑って下さい。

検証して下さい。

当然、ここにいる怪しいオッサンの言うことも…。

糖尿病対策の善し悪しは、血糖測定さえすれば即座に分かります。

自分の血糖値だけは嘘をつきません。

 

貴方や私の行く先に輝かしい道が続いていることを祈っています。

 

地獄への道は善意で舗装されている

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。