可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

2024年を半寝たきりの糖尿病患者が振り返る

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本年も残すところわずかとなってきました。

もう一年経ったのか、なんて思う反面、振り返ってみると2024年も色々なことがありましたね。

このブログも見返していると、コレ書いたの今年だったか!みたいな記事も多くてびっくりしています。

 

というわけで

一般ニュース部門から2選、

重大ニュース部門から4選、

その他マダオ推薦お役立ち部門から5選。

合計11記事から振り返りをしたいと思います。

 

 

まず

一般ニュース部門2選

 

①フリースタイルリブレ2販売開始

2024年3月にCGM『フリースタイルリブレ』の後継機が発売されました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

高機能化は嬉しいものの、販売価格は3割近く上昇。

また対応スマホを使わないと機能制限を食らうのもつらい・・・。おかげでiPhoneデビューをする羽目になりました。

 

関連記事:

フリースタイルリブレ2に対応できるスマホを考える - 可能性のない獣

 

そして2024年末をもって今までのリブレ1は生産中止となります。

マダオの糖尿病生活を支えてくれたリブレ1が無くなるのは寂しいですね。

できれば廉価版としてリブレ1をそのまま販売してほしかったところです。

 

 

②血糖測定できると謳うスマートウォッチ詐欺が流行

これは2023年末から2024年前半に流行った詐欺に注意喚起した記事です。

何度でも言いますが、針なしで血糖測定できるスマートウォッチは、まだこの世界に存在しません。ドラえもん鉄腕アトムよりは開発が早いと思いますが、かなりの未来ガジェットであると肝に銘じてください。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

しかし。

弱者を対象とした詐欺が横行するのは、『楽で儲かる美味しいビジネスだから』にほかなりません。

司法には、こういった詐欺事件への厳罰化を是非進めていただきたいところです。

 

 

続いて、

2024年重大ニュース4選

 

キシリトールは危険?(糖アルコールの危険性)

昨年のエリスリトールに続き、キシリトールまで血栓症リスクがあると発表されてしまいました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

ただでさえ血管が詰まりやすい糖尿病患者が、これ以上血栓症リスク高めたらシャレになりません。

今のところ、代替甘味料はステビアが一番安全に近いと思います。

 

 

②『糖尿病標準診療マニュアル2024』カロリー制限には十分なエビデンスがない

とうとう医師用のマニュアルにも従来のカロリー制限に明確なエビデンスがないと記載されました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

糖尿病患者は、血糖値を抑制する必要こそありますが、カロリーを制限する必要は全くありません。

これは当ブログで繰り返し言っていることであり、血糖測定さえすれば誰でも分かる至極当たり前の事実です。

高カロリーが高血糖を招くわけではなく、質の悪い糖質が高血糖を招く、というだけの話なのです。

 

 

③糖尿病薬は本当に血糖値を下げるのか?『統計データが暴く真実』

糖尿病薬の実態を如実に表した統計データが発表されました。

結果は、やはり悲惨なものでした。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

緊急時の利用はともかくとして、日常的に糖尿病薬に頼ればこんな悲惨な結末になる、ということがハッキリしてしまいました。

 

 

④【マダオが気になる糖のニュース】糖尿病患者の寿命は更に延びている

10年ぶりに糖尿病患者の平均寿命に関する研究がアップデートされました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

今回も順調に平均寿命が伸びているものの、健常者との差はまだ相当なものです。

死因からも分かる通り、ほとんどの糖尿病患者は免疫が弱って死ぬことになります。

つまり、目標HbA1cが7.0%では免疫機能を取り戻すには高すぎるのではないかと思っているのですが…。

追加の研究が待たれます。

 

 

最後に。

その他ぜひ読んでほしい役立つ記事5選

 

①Madao's Eye『正しい食事療法は人によって異なる』

何度でも言いましょう。

万人一律に適用できる糖尿病対策はこの世に存在しないと。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

②Madao's Eye『運動は驚くほどHbA1cを下げない』

運動の糖尿病改善効果は極めて疑わしいです。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

2型糖尿病はだらしない、というレッテルをぶち壊す

2型糖尿病は遺伝的要素が極めて強い、という事実をほとんどの医師は認めていない。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

④敢えて言おう。2型糖尿病は人災であると。

私たちの『普通』は侵略され変質してしまいました。

日本ももう既に…。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

⑤血糖値を下げるための減量、という嘘を暴く

これも何度だって言います。

体重を減らしたって、糖尿病は改善しません。

順番がアベコベなんですよ。

高血糖を改善すれば、その後ゆっくり体重が減るんです。

見るべきは体重計ではなく、血糖測定器なのです。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

あとがき

本年もこのような辺境ブログに訪問いただきありがとうございました。

今年は本記事含めて63本書けました。

もう少し色々書きたいような気もするんですが、いかんせん体力が追い付かず。

 

とはいえ、読者の方が望んでいるのは、記事の数ではないのだろうなとも思います。

求められている情報は、本質的には『健康を取り戻すためにどうすればいいか?』であり、そこに『なるべく楽で、分かりやすい方法で、権威者のお墨付きがあり、しかも無料でできる』という要望が加わるものと推察します。

 

でも、そんな方法などありゃしないんです。

相変わらず『糖尿病を治す方法は見つかっていない』と医師は言いますし、頼りのCGMは値上がりしました。

血糖値の改善は、地道な血糖測定からしか成しえませんし、ぶっちゃけ地味です。

でも、それがボクらの現実なんです。

 

糖尿病対策は、地味で、お金がかかって、根治が見込めない。

それでも『寛解程度なら誰もが普通に目指せる』とマダオは思います。

投薬なし、運動なし、カロリー制限なしでHbA1c6.5%未満は現実的に目指せます。

現にマダオは既に3年超寛解を維持しています。

 

糖尿病対策には、派手さや革新性、特別な努力などいりません。

どんな仕事でも、数字(血糖値)に基づいた対策を行うのは当たり前であり、言わば普通の努力が求められているだけです。

本ブログは、来年もそんな『普通』を追い求めてまいります。

皆様にも是非お付き合いいただければと思いますので、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

きれいな希望ではないかもしれない。
でも、それは確かに手が届くところにあるのだ。

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。