はい。こんにちは。
マダオです。
時期を逃しましたが、2023年9月に下記のようなニュースが大々的に出ました。
糖尿病の新たな呼称「ダイアベティス」とする案発表 | NHK | 医療・健康 様
以前、候補案が出てきていない時にも糖尿病の名称変更について記事を書きました。
その時も浅い、と書きましたが、本当にクソ下らない話だと思います。
関連記事:
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『英語にすれば、馬鹿どもにはウケるだろ、ハイ解決!ダイアベティスでいいよね!』っていうのも、ヤッツケ感満載で気に食わないんですが、もっと気にするところ他にあるんじゃないの?というのが今回のお話です。
最初にハッキリ言いましょう。
医療従事者に我々患者が期待するのは、そんな言葉遊びじゃありません。
どうせ偉い方々の実績作りの一環なんでしょうが、そんな議論は治療の役に立たない文系出身者に任せておけばよろしい。
我々の究極目標は、糖尿病の撲滅であるはずです。
それが出来ない現在、次善の策として、新たな糖尿病患者の発症抑止及び既存の糖尿病患者の進行抑制を目指していることになっています。
しかし、糖尿病の標準治療の効果はどの程度であるのか?
なんと99%の患者が寛解にすら至りません。
そして寛解に至った1%も2/3が1年後には悪化してしまいます。
伝家の宝刀である薬物療法も、寛解率を大きく下げる結果となっており、死亡率の低下に寄与しているか疑わしい統計すらあります。
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無意味な治療や指導をする医師がどれほど多くの患者の心身を害しているかわかった上で、この議論を進めているのでしょうか?
これまでも、そしてこれからも、HbA1cや体重をターゲットとした一律の治療で糖尿病が改善することはありません。
病名をリネームしたところで、治療の本質が変わることはないのです。
糖尿病患者に必要なのは、言葉遊びではなく、良好な血糖管理です。
診察室に必要なのも、24時間連続した血糖測定結果による『数字に基づいた医療』であるはずです。
同じ糖尿病患者でも、その重症度、体質、一日の活動量はおろか精神状態すらも変数となって、血糖上昇に大きな差が生まれます。
一律にカロリー制限や糖質制限すれば改善するものではないのですが、HbA1cのみを神聖視するあまり、その事実に気付いていない医療従事者が何と多いことか。
メンツや権威、大いに結構。
しかし、せめて寛解率を10%くらいに上げてからにして貰えませんかね?
海外では、40%以上の寛解率を叩き出した研究結果も既にあるんですが、そんなに目の前の患者に興味が持てませんか?
なお、真面目にダイアベティスという名称の是非のみを議論するのであれば、以下リンクの清水先生の意見に全面的に賛成です。
ダイアベティス? わかりやすい母国語の病名をつけるべきだ〜糖尿病の呼称について | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
糖尿病には「尿」という漢字が使われているが、ダイアベティスも尿から連想されて用いられた単語であるとも言える。
一言でいえば、センスが悪い。
つまりはそういうことです。
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。