可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

糖尿病患者がねこホーダイの信頼性を考察する

はい。こんにちは。

マダオです。

 

いきなりですが、このニュースを見て驚いた人、多いのではないでしょうか。

 

月額380円──「ねこホーダイ」に批判続出 審査・トライアルなしの譲渡に「命が軽く扱われるのでは」:もらうのも手放すのも、追加料金0円 - ITmedia ビジネスオンライン

 

生きた猫を月額380円でサブスクできる。

しかも審査・トライアルなしで!

飼えなくなっても安心。シェルターが無料で引き取ります。

 

こんな感じの謳い文句です。

 

利用者の側から見るとスゴく良いことばかりのようですね。

皆さん、何か身に覚えがありませんか?

 

「◯◯を食べるだけで激ヤセ!」

「血糖値が驚くほど下がる◯◯」

「1日3分でHbA1cが下がりまくる◯◯」

「医者が秘密で実践する驚異の◯◯」

 

こんな感じの情報と似た匂いを感じませんか?

こういう情報を見た場合、いくつかのチェックポイントがあります。

 

そのうちの1つは、その事業を行う者(情報を発信する者)に何の利益があるか、です。

 

それが個人の場合は、ぱっと見、明確な利益がないこともおおいです。

愉快犯、名誉欲、承認欲求などが原動力のパターンもありますし、地球平面説の信者のように宗教的な信念が原因の場合もあります。

 

しかし、法人の場合は違います。

彼らは、本社を構え、社員を雇い、営業活動を行っている関係上、原則的に金にならないことはやりません。

さて、今回のねこホーダイというサービスですが、運営主体は『株式会社のら猫バンク』といい、東証スタンダード『中小企業ホールディングス』が2022年4月に設立した会社です。

つまり、サービスの目的はお金です。

が、考えてみてください。

月額380円、年額4,560円で会社を維持できると思いますか?

猫1,000匹を在庫として集め、見事みんなマッチングして、何のトラブルもなかったとして、年間456万円の売上です。

人間の社員一人雇うこともできません。

というか、避妊手術費用はおろか在庫の猫を飼う場所の賃料すら払えないでしょうね。

多頭崩壊現場のような環境で、ねずみ算式に猫を増やして、栄養失調になった赤ちゃんを着払いの宅配便で送りつけるようなやり方しか思いつきません。

が、さすがにこれは問題がありすぎて、実践することはないでしょう。

他にも何とか赤字にせずに事業化する方法も考えられなくはないですが、倫理的に語るのもおぞましい方法しかありません。

 

となれば、目的はお金をかけない広告です。

とにかく話題を呼びそうな新サービスを発表することで会社広告の代わりとするのです。

なので、実際のサービスはやらないか、素性の知れた身内相手に細々としかやらないことが想定されます。

また、動物愛護家から、相当なバッシングを受けるのは簡単に予想されるので、炎上による知名度アップを狙っている可能性もあります。

『悪名は無名に勝る』などという言葉もあるくらいですし、可能性としては低くないでしょう。

 

ちなみに親会社である中小企業ホールディングスは、去年、6回目の社名変更をしたばかりです。

マダオ調べですが、看板をすぐ掛け変えたり、住所移転を繰り返すような企業は、信用度がかなり・・・です。

東証の自浄作用は、かなりお察しなので、上場企業だからと言って無条件に信頼できるわけじゃありません。精神的な『頑張り』でなぜか売上が伸びちゃうような会社もありましたしねー。

というわけで、大事なチェックポイントのもう1つに事業主体の信用度というものがあります。記事執筆時点で公式HPがパンクしているようでアクセスできないので、詳細情報はわかりませんけど、マダオの中では・・・です。

 

あ、申し遅れましたが、マダオは6歳の頃から猫を飼ってまして、生体の販売はもちろんのこと、サブスクなど論外だと思っております。

保護猫の譲渡会における独身男性お断り・老人お断りな風潮を好ましく思ってはいません(なぜか独身女性はOKだったりする)が、それに対する上場企業のアンサーがコレだとするとあまりに酷いとしか言えません。

宣伝になってしまうので、これ以上多くは書きませんが、これが日本の上場企業のレベルかと思うと本当に悲しくなりますね。

 

ちなみに黒猫が一番好きです

 

当ブログの代表的な記事はこちら

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。