はい。こんにちは。
マダオです。
血糖コントロールをするにあたって、安易に薬に頼ろうとする医師や患者は多いですよね。
しかし、糖尿病薬は、本当に血糖値を下げているのでしょうか。
確かに短期的には血糖値を下げるでしょう。
しかし、長期的には?
また色々な薬を組み合わせた場合、キチンとカタログスペックを発揮できるのでしょうか?
(薬の審査は単剤・短期間で行われるため、糖尿病薬のように複数の薬を長期間組み合わせると何が起こるか分からないという問題があるのです)
この点について、知っている患者はまず居ませんし、医師は頑なに説明しようとしません。
しかし実は、既に糖尿病患者6万人余を対象にした国内の統計データ(2022年)が存在します。
元データは以下リンクをご覧下さい。
2022年度 基礎集計資料 - 一般社団法人糖尿病データマネジメント研究会 様
まず、わかりやすいようにHbA1c8.0%以上の不良者の割合を抽出しましょう。
薬が本質的に糖尿病改善効果をもたらすなら、薬を増やすほど不良者が減って然るべきです。
HbA1c8.0%以上の人(不良者)の割合
⑴薬不使用
4.9%
⑵単剤使用①経口薬 9.0%
②GLP1 10.0%
③インスリン 26.4%
⑶2剤使用①経口薬&GLP1 21.0%
②経口薬&インスリン 26.2%
③GLP1&インスリン 29.3%
⑷3剤使用36.9%
糖尿病薬は増やせば増やすほど、HbA1c8.0%以上の不良者の割合が増えていきます。
圧倒的にHbA1c8.0%以上が少ないのは薬不使用者です。(4.9%)
そして1番不良者が多いのは3剤使用者。(36.9%)
その差はなんと7倍超!
ダメ押しで、目標値であるHbA1c7.0%未満の優良者の割合も抽出してみましょう。
薬が良好な血糖コントロールをもたらすなら、薬を増やせば優良者の割合は増えるはずです。
HbA1c7.0%未満の人(優良者)の割合
⑴薬不使用
74.6%
⑵単剤使用
① GLP1 66.9%
② 経口薬 50.9%
③インスリン 33.7%
⑶2剤使用
①経口薬&GLP1 39.6%
②GLP1&インスリン 29.9%
③経口薬&インスリン 27.2%
⑷3剤使用
19.2%
薬を使えばHbA1c7.0%未満になるなど真っ赤な嘘。
薬を増やせば増やすほど、HbA1c7.0%未満の優良者の割合が減っていくのは明らかです。
ここでも薬不使用者はHbA1c7.0%未満の優良者が圧倒的に多いです。(74.6%)
そして1番優良者が少ないのは3剤使用者であることも同じです。(19.2%)
その差は約4倍!
血糖値が高くなる度にどんどん薬を増やしていく、というのは今の標準治療のやり方ですが、その末路がどうしようもない糖尿病の悪化です。
マダオは、これまでも糖尿病薬について、『本質的に糖尿病を改善する効果がない』『虫歯の治療に痛み止めを使うようなものだ』と申し上げてきました。
関連記事:
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
大事なのは、薬に頼らない『素のHbA1c』をできるだけ下げることなのです。
薬は単剤使用しただけでも大きく血糖コントロールを損ねます。
そして増やせば増やすほど、更に糖尿病が悪化していきます。
ほとんどの場合、高血糖の原因は自らの日常に潜んでいるものであって、それを見つけないまま薬で無かったことにはできません。
現在の標準治療は『物理的に存在する原因を薬で無かったことにしようとする』試みだと言えば、いかに無理筋で荒唐無稽な対処法かお分かりになるでしょう。
命を繋ぐため、緊急避難的な薬の使用までは否定しません。
しかし、日常的に糖尿病薬を使えば後は悪化の一途をたどるのはご覧の通りです。
糖尿病薬に頼るのは、本当の本当に最後の手段だと思った方が良いのではないでしょうか。
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。