可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生④糖尿病が良くなる人だけやっている3つの習慣)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

Youtubeにて糖尿病を解説されている現役医師の動画を紹介するシリーズ、『気になる先生を追え』の時間がやってきました。

 

今回久しぶりに、ご紹介するのは、Dr.ゆきなり【~糖尿病克服への道~】先生です。

(以下、本ブログではゆきなり先生とお呼びします)

糖尿病の研究者をされていた、ということで、非常に貴重な知見をお持ちなのですが、専門家のお話というのは素人には難しく、内容の素晴らしさの割に再生数が少ないのです。


というわけで、自分の勉強とゆきなり先生の応援をかねて、簡易レジュメとともにご紹介です。

 

www.youtube.com

 

簡易レジュメ

前置き

今回は糖尿病を自分で改善する人がやっている3つの習慣というテーマでお話します。

糖尿病を薬に頼らず自分の力で改善するためには、色々な方法がありますが、薬に頼らずに効率的に糖尿病を克服してきた人が必ずやっている行動はいくつかに絞られてきます。

今日、お伝えする3つのポイントさえ抑えておけば、この動画をご覧の皆さんの血糖値も必ず下がってきます

糖尿病専門医としての10年以上の経験のなかで、薬を全く使わず糖尿病を寛解まで持っていった方を多く見てきました。そんな方々がどうやって改善したのかを実体験を踏まえてご紹介します。

 

ポイント① 食事の直後に15分間ウォーキングする

多くの人、ドクターの中にも運動すれば必ず血糖値が下がると思っている人は多いですが、必ずしも正解ではありません。

運動の種類や糖尿病の重症度によっては運動することで逆に血糖値が上がってしまうことは珍しくありません

血糖値を下げるための運動は、高い強度ではないほうが良いのです。少し早足で歩く、いわゆるウォーキングくらいの強度がどのような方にもお勧めできます。

食後高血糖で毎食後の血糖値が300近くあった患者さんが食後に15分ウォーキングを続けただけで、高血糖を綺麗に改善できたという事例もありました。

 

ポイント② 食事の時間を変える(朝食までの時間を12時間以上空ける)

食べるものに気をつけている方は多いですが、食べる時間に気をつけているという方は実に少ないです。

病院でされている食事指導がいまいち効果を発揮していない場合、何時に食べるのか、という部分を無視してしまっていることが多いです。

特に夕食の時間、これが一番大切です。

夕食から翌朝の朝食まで12時間以上空いていないという方は、いますぐ習慣を見直す必要があります。特に午後10時以降に夕食を摂る方は、食事の時間を2時間早めるだけでも確実に翌朝の血糖値は下がってきます

糖尿病は、食事をしない時間を長く保つファスティングと呼ばれる時間がとても大切です。食事をしない時間に余分な脂肪が燃やされ、代謝が整い、血糖値が上がりにくい体に変化するからです。

 

ポイント③ 自分の血糖値と毎日向き合う(血糖値をCGMで測る)

糖尿病を寛解した人のスタートラインはバラバラです。

軽症・重症いろんな方がいますが、みんなこのポイントを押さえています。

辛くても毎日自分の血糖値と向き合い、「この先に必ず明るい未来が待っている」と信じられる人は自ら糖尿病を克服することができます

今は、いちいち指先に針を刺さなくても、24時間血糖値を測定・記録が可能なフリースタイルリブレという測定機器があります。24時間の連続した血糖値データをグラフで見ることも可能です。

食事時・運動時・睡眠時の血糖値変動さえ振り返りができるフリースタイルリブレは現在のところ糖尿病治療に最も効果的だと思います。

 

Dr.ゆきなり【〜糖尿病克服への道〜】 糖尿病を克服してきた人たちが、どんな行動を継続してきたのか!その「本質」をお届けします! レジュメ化作業 マダオ

 

実は、今回のゆきなり先生のお話は、本ブログでご紹介させていただいた3つの動画の総集編的な内容だったりします。ご興味ある方は、以下にリンクを張っておりますので併せてご覧ください。

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生①最適な運動療法) - 可能性のない獣

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生②CGMの効果) - 可能性のない獣

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生③インスリン抵抗性の真因) - 可能性のない獣

 

CGMであるフリースタイルリブレについては、【血糖値対策】マダオのおすすめ商品ベスト10 Plus【通販】という記事で商品としての説明をしているので、気になる方はそちらもご覧ください。

 

というだけで終わるのもあまりに事務的なので、ここでも軽く補足させてもらいます。

 

ポイント① 食事の直後に15分間ウォーキングする

これは食事後30分以内に毎回15分ウォーキングをしたところ(3×15分で1日合計45分)、2ヶ月でHbA1cが0.9下がったという研究結果からのお話です。

まとめて45分運動した場合、逆にHbA1cが悪化した、というところがミソです。

 

また、ゆきなり先生は動画のコメント欄で食事後15分以内の運動をお勧めされています。

 

ウォーキングに代わる運動を調べたい方は、『3メッツ以上の運動の例は?』などのキーワードで検索すると良いでしょう。

 

ポイント② 食事の時間を変える(朝食までの時間を12時間以上空ける)

膵臓を休ませることで、インスリン抵抗性の改善につながる可能性のある行動です。

 

ポイント③ 自分の血糖値と毎日向き合う(血糖値をCGMで測る)

どんな仕事でもそうですが、現状把握なくして改善はありえません。ゆきなり先生が糖尿病改善に最も有効な手段と仰るのも納得です。

 

高血糖というのは、日常に潜む何らかの原因の積み重ねで起こるものです。月に1回のHbA1c測定や、1日に数回の指先穿刺などでは到底把握できるようなものではありません。

CGMであるフリースタイルリブレを1回(2週間)でいいので使用することを、マダオもオススメします。

 

最後に

全ての内科医がゆきなり先生のような具体的で的確な指導をしてくれれば、と痛切に思います。

「食事に気をつけてね」の一言だけで済まされてしまうと、途方に暮れてしまいますから・・・(経験談

そんなボヤキはともかく、CGM(フリースタイルリブレ)の具体的な利用方法などは、当ブログの代表的な記事でも書いていますので、気が向いたらご覧ください。

 

糖尿病患者の平均HbA1cが6.0未満になる日はいつか来るんだろうか・・・。

 

ゆきなり先生ありがとうございました。大変勉強になりました!

 

続編はこちら。

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑤猛烈に血糖値を上げる4つの悪習慣)

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑥この臓器のダメージが人を糖尿病にする)

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生⑦カロリー制限はするな)

 

前編はこちら。

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生①最適な運動療法)

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生②CGMの効果)

気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生③インスリン抵抗性の真因)

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

糖尿病性腎症が少し改善!

はい。こんにちは。

マダオです。

 

2023年1月の検査結果を見てて気付いたんですが、微量アルブミン値がギリギリで30未満になってました。

これで2回連続なので、糖尿病性腎症2期から、1期に改善したと判断して良いでしょうね。

 

参考にしたサイト:4.糖尿病性腎症 | 腎臓病の種類 | 腎臓病とは | 腎臓病について | 一般社団法人 全国腎臓病協議会(全腎協) 様

 

一時、150近くあったので、3期も目前かと戦々恐々としてましたが、なんとか後戻りできました。

HbA1cが改善してから、1年以上が経過してのこの結果です。

血糖値の管理だけで改善する事がある、という知識はあったものの実際自分が改善出来るかなど神ならぬ身には計り知れぬこと。

安心してはいけないのでしょうけど、正直少しホッとしました。

 

参考になるかは不明ですが、直近数ヶ月のデータはこんな感じでした。

HbA1c 4.8

血圧 105/70前後(診察室では更に+10~15)

BMI 25.5前後

GFR値 90前後

 

あとは塩分とタンパク質を控えめにしましたが、どこまで意味があったかは不明です。

味噌汁は具だけしか食べなかったので、もったいなかった・・・。

 

薄味には大分慣れてきたので、今度は正常値である13.6未満を目指していきたいと思います。

そして、とりあえず今日は素直に喜んでおくことにします。

 

いやっふー!(喜びすぎ)

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

HbA1c検査結果はっぴょー(2型糖尿病寛解記録)2023.01

はい。こんにちは。

マダオです。

 

現在、マダオは大体2ヶ月に1回検査に行っています。

HbA1cは糖尿病宣告3ヶ月後からずっと正常値。

なので血糖値を下げる薬は服用しておりません。

半寝たきりなので、運動もほぼしておりません。

→完全な寝たきりになることを避けるため、2023年1月より1日1回、杖を使って自宅マンションのエントランスまで行き帰りする運動を始めました。ちなみに1月は3回しかサボりませんでした、と謎アピールをしてみる。誰も褒めてくれないので、ミギーさんに褒めてもらう。

 

alu.jp

 

 

そんな状況で1年8ヶ月。

今回のHbA1cはいくつだったかというと・・・。

 

4.8(前回と変化なし。寛解状態維持)

 

でした。

3回連続で変化なし、というのは初の経験です。

去年は正月明けにちょっとだけ上がったんですけどね。

よし、その調子だ。(目が笑ってないマダオの主治医。イメージ)

 

低血糖改善のため、HbA1cを4.8から少しだけ上げるつもりでしたが、微妙なコントロールは難しいです。

体重は増えるけれど、血糖値の上昇につながっていません。

次回も、引き続きHbA1c5.0-5.2を目指します

 

これまでの記録

2021年 最大値9.7(糖尿病発覚時) 最小値5.0

2022年 最大値5.3 最小値4.8

2023年 最大値4.8

2021年8月より寛解状態

 

 

HbA1cの基準値とは

正常値4.6-6.2。糖尿病患者の平均は約7.1

 

寛解とは

全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること

 

寛解の基準とは

薬物療法を行っていない状態で3ヵ月間以上、HbA1c6.5%未満が持続している』(米国糖尿病学会)

 

前回のHbA1c検査結果(2022.11)

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

合計1,000アクセス突破御礼 小話『可能性のない獣というブログを解析する』

はい。こんにちは。

マダオです。

 

お陰様をもちまして1月末で、合計アクセスが1,000を超えました。

ブログ開設からおよそ4ヶ月での達成と相成りました。

本当にありがとうございます。

 

本来なら、もっと早く書きたかったのですが、本ブログ最大の記事である『血糖値を下げるには複雑な条件が必要だと思っていませんか?(糖尿病)』の執筆に手間取り、このタイミングになってしまいました。

(実は、あの記事、一昨日完成しました。普通は公開後に内容修正はしないんですけど、クオリティの低さが気になったので大幅に加筆修正しました)

そんな事情で、完全に時期を逸してしまった感じがしてますが、こういうのは気持ちが大事。

ということで早速参ります。

 

可能性のない獣というブログを解析する

 

まずこちらをご覧ください。

 

当ブログのアクセス元サイト(はてなブログのデフォルト機能)

 

Google経由がほぼ半分です。

それ以外のサーチエンジンと合わせると81%となります。

はてなブログ・ダイアリー経由というのは、6%ほどで、あとの13%は自ブログ内のブログパーツ経由と直リンクです。

すごく・・・ボッチです。

これだけ見ると、始めたての割に、サーチエンジンにうまくアプローチしてんな、と思うかもしれません。

しかし、実態は全く真逆です。

実はこの管理人、サーチエンジン経由で自ブログにたどり着くことすらできません。

 

『可能性のない獣』 機動戦士ガンダムUC関連のHPと獣医さんのHPが出る。

『可能性のない獣 マダオ』 アニメ銀魂関連のHPが出る。

『可能性のない獣 糖尿病』 猫の糖尿病のHPが出る。

 

たしかにガンダム銀魂も猫も好きだけど・・・!

みんな、マジでどうやってここまで来てるの?!

一応、はてなブログのデフォルト機能とGAは導入しているものの、検索ワードとかは一切不明なので、本当に疑問です。

教えてくれた方には協賛の帝愛グループより100ペリカの御礼を差し上げます。

でも、その意味不明さも面白いところで、意外にブログ運営が気に入っています。

 

面白いといえば、記事のアクセス数も意外なヤツが稼いでいたりします。

どの記事も一筆入魂のつもりで書いてるつもりですが、こんな内容じゃ受けないだろうなー、とか、これは良い出来だぞ、とかそういう手応えは当然あります。

そういう管理人の手応えを超えたところに読者のニーズがあったりするものですから、面白いとしか言いようがありません。

 

GAだと記事ごとのアクセス数がでてくるので、その順番で編集後記的なものを書きたいと思います。

 

不動の1位 気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生①最適な運動療法)

運動療法をせずにHbA1cを下げた管理人のブログの1位がこれでいいのか、非常に悩みます。ゆきなり先生のお話自体は素晴らしいので、人気が出るのは納得できるのですが・・・。

 

2位 可能性のない獣

おそらくブログのトップページにお気に入り登録してくれている読者さんがこれだけいる、ということなんだと思います。ありがたいような、おそれ多いような・・・。とにかくありがとうございます。

 

3位 当ブログの代表的な記事

当ブログの中でも重要と思われる記事を集めた目次的なページです。

この記事を書いた当時は、これが1位になると思っていました。まさかの3位です。

 

4位 気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生②CGMの効果)

ゆきなり先生の良さも、CGMの良さも表現できてるかというとちょっと自信がなかったのですが、4位なので、一安心といったところです。

 

5位 気になる先生を追え!(Dr.ゆきなり先生③インスリン抵抗性の真因)

ゆきなり先生の真骨頂、インスリン抵抗性の研究から結びついたお話です。実は、マダオが一番気に入っている記事です。

 

6位 【血糖値対策】マダオのおすすめ商品ベスト10 Plus【通販】

2023年に書いた記事の中で、唯一ベスト10に入りました。1ヶ月でこの位置なら、数ヶ月後には単独2位になってもおかしくない勢いです。しかし、商品のリンクが記事を更新する度に切れて、HTML編集しなおしになるので、管理人泣かせです。

 

7位 HbA1c4.8の2型糖尿病患者の血糖値管理(寛解の実態)

謎の7位です。雑記カテゴリ記事の第一号として、できるだけライトな内容にしたつもりですが、何が良かったのかよく分かりません。寛解を目指す人の夢を壊すような内容かもなー、とか思いながら書いたような記憶はあります。

 

8位 HbA1c検査結果はっぴょー(2型糖尿病寛解記録)

これも謎です。検査結果出たし、一応書いとくか、くらいのノリで書いた記事で人の役に立つような内容ではないと思うのですが・・・。マダオHbA1cって実は何かの役に立つんでしょうか。

 

9位 糖尿病初心者だったら見ておきたい情報集

いまいち人気でないだろうな、と思いつつ書いた記事が第9位。

内容には自信があるんですが、硬いですからね。硬派な読者さんが意外と多かったのが印象的でした。

 

10位 血糖値を急に下げると危険?(糖尿病)

マダオの大失敗を告白した記事。誰にも同じ失敗をしてほしくない、と思って書いたので、見てくれる人が多くて嬉しいです。書いた甲斐があるというものです。

 

 

というわけで、本ブログに関する小話でした。

次回は、5,000アクセス(まで行けたらいいな)の時にでもやろうと思います。

本記事のアクセスが少なかったら、別の何かを考えます(弱気)

 

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

血糖値を下げるには複雑な条件が必要だと思っていませんか?(糖尿病)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

本ブログですが、記事数が増えてきたため、代表的な記事だけでもかなりのボリュームとなってきました。

 

イメージ的にこんな状態

 

こうなると何が言いたいブログなのかサッパリ伝わらないでしょうし、自分自身も主題を見失ってしまいそうです。

というわけで2023年2月現在で、HbA1c9.7→4.8にした2型糖尿病患者として何を最も伝えたいのか、という部分を念頭に置いて、まとめ的な記事を書くことにしました。

かなり上級者向けの記事ではありますが、読む苦労に見合った価値はあるはずです。

序文だけでも、ご一読いただければと思います。

では、参ります!

 

 

序文:糖尿病患者は努力が足りない?

カロリー制限しろ、運動量を増やせ、減量しろ。

こんな言葉をかけられた経験はありませんか?

言う方もストレスでしょうが、言われる我々糖尿病患者のストレスは言語を絶するものがあります。

それでも、言われたとおり努力する人が大半でしょう。少しでも健康になりたいから。

 

しかし、それで目標とするHbA1c7.0未満になりましたか?糖尿病薬や通院から解放されましたか?

努力をしても糖尿病患者の平均HbA1cは7.1前後だという事実、そして糖尿病患者の平均寿命が健常者に比べて10年程度短いという事実をどう思いますか?

 

マダオは、この現状をおかしいと思いました

糖尿病で亡くなった2人の祖父は、真面目な人達で、言いつけを守り、薬を飲み、インスリン注射もしっかりしていました。

にも関わらず糖尿病は悪化する一方で、最後には命を落とすことになりました。

 

糖尿病に対する既存のアプローチは、本当に有効なのでしょうか?

それを確かめるため、自身が2型糖尿病と診断されてから半年で血糖測定を3,000回以上行い、何が高血糖をもたらすのか細かく検証しました。また医療従事者の発信する情報を広く集め、その情報を体を使って精査しました。

 

結果として、HbA1cは9.7から4.8に半減しました。糖尿病診断後3ヶ月で寛解となり、以後ずっと維持しています。

そんなマダオが、頑張るあなたに伝えたい事は、ただ1つ。

HbA1cが下がらないのは、あなたの努力不足のせいなんかじゃない、ということ。

少しの誤解をなくし、努力の方向性を変えれば、HbA1cは下げられるのです。

 

その誤解を解くべく本記事を書いたのですが、すいません。

マダオの力不足のせいで、他の標準的な記事の3倍程度まで文章量が多くなってしまいました。

少し上にある目次からリンクする結論部分だけを読んでいただいてもいいですし、気になる項目だけ流し読みしていただいてもいいです。

何か1つでも役に立つ情報を拾ってもらえれば、幸いです。

 

前置き:糖尿病治療の目標とコントロール指針

皆さん、糖尿病の治療において何が目標かご存知でしょうか。

日本医師会のHPにて公開されている糖尿病治療のエッセンス2022では以下のように書かれています。

血管合併症の発症,進展を阻止するとともに,併存症の予防・管理,アドボカシー活動などを通じて,糖尿病患者が糖尿病のない人と変わらない寿命,QOLを実現できることを目的とする.

糖尿病治療のエッセンス2022 日本糖尿病対策推進会議

 

そして、そのためにどんな指針があるか、というと

治療目標を達成するためには,血糖(図 2,3)とともに,体重,血圧,血清脂質の良好なコントロールの維持が重要である(表 1).

糖尿病治療のエッセンス2022 日本糖尿病対策推進会議

とあります。

 

まとめると、

糖尿病患者に病気がない人と同じ寿命とQOLを!

そのために、血糖値とともに、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロールを!

ということですね。

分かりやすいし、マダオもここまでは何の異議もありません。

 

実際の診察室で行われている4つの指導及びその有効性への疑問

上記の目標と指針を踏まえたうえで、実際の診察室で皆さんは何を言われているか思い出してみて下さい。

血圧、脂質がまだ正常だとすると以下の4点セットが多いのではないでしょうか。

 

HbA1cを下げなさい。(指針をそのまま言っただけ)

②体重を減らしなさい。(指針をそのまま言っただけ)

③摂取カロリーを制限しなさい。(食事療法)

④とにかく、いっぱい運動しなさい。運動療法

 

alu.jp

 

「やることが・・・やることが多い・・・!!」

こんな風に思う方も多いでしょう。

しかし、本当に全部、2型糖尿病の改善に必要な項目なんでしょうか?

これだけの条件を達成した先にしか血糖値の改善はないのでしょうか?

とにかく、1つ1つ見ていきましょう。

 

まずHbA1cを下げる』というのは、糖尿病治療の最大の目標です。HbA1cが安定して低ければ、体重200kgあろうと糖尿病とは見なされません。

つまり、ここだけは必須の条件と言えます。

しかし、声がけだけでHbA1cが下がるわけないのは、皆さんご存知の通りです。

本記事の目的は、どうすればHbA1c(血糖値)を下げられるのかを具体的に知ることでもあります。

 

次に、『体重を減らす』というのは主に『インスリン抵抗性の改善』のため、糖尿病治療の目標とされています。

インスリン抵抗性が改善するとHbA1c(血糖値)が改善されやすくなるわけですね。

しかし、体重がどれだけ減ろうが、HbA1cが高ければ糖尿病が改善したと見なされることはありません。そういう意味ではHbA1cの改善より一段落ちる目標なわけで、必須条件とはいえません

そして声がけだけで体重減少するわけないのはHbA1cと同じですね。

 

となると、残った食事療法、運動療法の2つが糖尿病を改善するための具体的な指導(条件)だということになります

ここで1つ疑問が生じます。

糖尿病改善の最大の目標である「HbA1c(血糖値)を改善する」ための療法(条件)は、どれなのでしょうか

カロリー制限による食事療法なのか、とにかく運動量を増やすことを重視する運動療法なのか。

マダオが観察した限りにおいて、ですが、運動療法も食事療法も、血糖値を改善するよりも、むしろ更なる高血糖を招くことが多くありました。

となると、運動療法も食事療法も、HbA1c(血糖値)を改善するための指導ではなく、やせるための指導(条件)であると考えることが自然でしょう。

つまり、我々患者も、少なくない数の医療従事者も、『カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせたあとに、やっとHbA1c(血糖値)が下がるものだ』という想定をしていることになるのですが、実際そんなに複雑な条件が必要なのでしょうか。

 

4つの指導はどれも高血糖の改善に有用ではなかった

実際、マダオが自分のHbA1cを9.7→4.8にしたときに、上記4つの指導のうち、どの項目が有用だったのかというと・・・。

 

2つの目標の声がけ、カロリー制限、運動量の増加、そのどれもが不要でした。

薬も必要ありませんでした。

 

そして糖尿病治療の目標とされる体重減少にすら大きな疑問符がつきました。

空腹時血糖値が正常化したタイミングにおいて、マダオBMIは29.5であり、1年半以上寛解を維持している現在(HbA1c4.8)においてもBMIは25.5あるからです。

(糖尿病治療のエッセンス2022によると65歳未満の目標BMIは22)

 

寛解とは : 全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。アメリカ糖尿病学会の基準によると薬を使用せず3ヶ月以上HbA1c6.5以下にしていることが条件。

 

メタボ体型のままでも糖尿病が寛解できる、ということは、血糖値を下げるにあたり、やせるという条件は必須ではないということを示唆しています。つまり、やせるための指導である運動療法・食事療法も必須条件ではないということになります。

ということで、カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)は下がらないのか?』という疑問には、マダオは否と答えるしかありません

 

結論を先に書いたので各論を見ていきましょう。

まずは運動療法

 

運動療法だけは一応血糖値を下げる効果があるが・・・

唯一、運動だけは血糖値を直接下げる効果があるのですが、以下の記事に書いたようにとにかくいっぱい運動をすればいいというわけではありません

血糖値を下げるための運動と体重を減らすための運動は全く別物です。

やり方によっては逆に血糖値が上がる場合すらあるのです。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

しかしながら、マダオ血糖値を下げるだけなら運動は不要だとも考えています。

そもそも食事で血糖を上げすぎないことが何より重要だからです。

 

次は食事療法(カロリー制限)についてです。

 

食事療法(カロリー制限)は血糖コントロールにつながらない

本ブログの第一号記事である以下の文で、減量を意識してカロリー制限しても、血糖コントロールにつながらないと書きました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

CGM(フリースタイルリブレ)を使用し、血糖値の動きをリアルタイムで監視したところ、低カロリーの食事で幾度となく高血糖になるのを確認できたからです。

 

一例として、糖尿病患者の入院食で使われる玄米。

マダオの場合、玄米のおかゆを茶碗半分食べると血糖値がほぼ垂直に100上がりました。

 

たしかにカロリーを減らせば将来的にダイエット成功する可能性があります。

結果としてインスリン抵抗性が改善し、高血糖が改善するかもしれません。

でも、ダイエットが成功するまで数ヶ月から数年の間、主食(茶碗半分の玄米がゆ)を食べる度に100以上血糖値が上がる生活を送ることになります。取り返しがつかない糖尿病の悪化とインスリン抵抗性の改善のどちらが早いかのチキンレースです。当然、ダイエットに失敗したら、糖尿病の悪化という結果だけ残ります。

あまりにリスキーだし迂遠ですよね。

以下の記事で書いた通り、血糖値を改善したいなら、着目すべきは食事のカロリーではなく、自分の血糖値が実際どれだけ上昇するか、という情報であることは自明です。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

またカロリー制限による食事療法においてセットで語られがちなPFCバランス論(タンパク質20%、脂質20%、炭水化物60%)について、説明しておきましょう。

PFCバランスについては以下の記事で書いた通り、糖尿病患者に設定できる明確なエビデンス(医学的根拠)はありません。日本の糖尿病医の総本山である日本糖尿病学会が2019年に発表した糖尿病診療ガイドラインにもはっきりそう明記されています。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

医療従事者であっても糖尿病患者の食事指導において摂取カロリーの50%~60%を炭水化物由来にする必要がある、という人が未だにいますが、一律の基準で語れるほど糖尿病は簡単な病気ではありません糖尿病の重症度、個人の体質、一日の活動度その全てが許容できる糖質摂取量の変数になるので、一律に設定できるわけがないのです。

 

カロリー制限による食事療法は、今この瞬間の血糖値を上げないようにするという観点が不足しています。

タンパク質、脂質、炭水化物は全て血糖値を上げる効果はあるものの、圧倒的に吸収が早く血糖値を急激に上げるのは炭水化物だけである、という単純な事実を無視しているからです。

食事療法を行うなら、着目すべきは食事のカロリー量ではなく、その食事で自分の血糖値がどれだけ上がるかという情報であり、炭水化物の『質』なのです。

 

では、最後に減量(ダイエット)について。

 

減量(ダイエット)は血糖コントロールにつながらない

血糖コントロールにダイエットが必須条件かと問われたら、マダオは「NO」と答えます

なぜそう言えるのか、というと単純で現在のマダオBMIは25.5、腹囲90cmとメタボそのものであるにも関わらずHbA1cは4.8であるからです

(糖尿病治療のエッセンス2022によると65歳未満の目標BMIは22)

しかもこのメタボ男、これ以上減量すると70未満の低血糖になるのです。

 

傍から見て見苦しいデブであり、医学的にメタボであったとしても、血糖コントロールという意味では、これ以上のダイエットは危険であり、現状が正常な状態であると言わざるを得ません

 

そして補足すると、HbA1c9.7、BMI29.5の時点で、空腹時血糖値は100にできていました

さらに、上記検査結果を出した検査日を含む2週間のCGM(フリースタイルリブレ)による計測結果も、推定HbA1c5.1と正常値でした

(病院で測定したHbA1cは依然高値であったが、検査日を含む直近2週間の血糖値の平均から推定されるHbA1cは既に正常であった)

 

このことから、HbA1cBMI状態でも血糖コントロールを取り戻せることは高い確度で推測できます

つまり、ダイエットなど全く関係なく血糖コントロールはできるのです。

 

でも寛解したきゃ体重落とさなきゃいけない」って記事を紹介してなかったっけ?というツッコミはあると思います

確かに以下の記事で糖尿病を寛解させるための条件についてふれた折に、体重減少が重要であると述べました。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

糖尿病の罹患後10年以内に体重減少させれば、薬の力を借りること無く血糖値を正常化し維持できるようになる人が多く出たというロイ テイラー教授の研究内容は本当に素晴らしいと思います。

 

しかし、実際にチャレンジしてみれば分かることですが、体重を減らすのは本当に長い時間が必要です。

毎日の食事を血糖値的に適正な内容に変更した場合、体重減少よりずっと早く血糖値が正常化するのです。

つまり、マダオも体重は落としたのは事実ですが、それはカロリー制限やハードな運動の結果ではありません。

以下の記事で書いた通り、適正な食事内容に改善し、最大血糖値を制限した結果、減量につながったに過ぎないのです。

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マダオの例を挙げると、最大血糖値を制限した結果として、1年以上かけて少しずつ体重が減りました。

しかし、血糖値は、BMI29.5、HbA1c9.7の時点(最大血糖値の制限を始めてから1ヶ月弱)からほぼ正常化できていました

つまり、血糖値の正常化が先で体重減少が後から追いかけていったのです。

 

誤解のないように申し上げますが、色々な人が言う通り、体重が減った状態の方が、血糖値は低下させやすいのは確かです。

させやすいんですが、マダオの場合、体重を10kg以上減らす前と比較して、HbA1c換算で0.3とか0.4くらい落としやすくなったかな、くらいの微妙な差にしかなりませんでした。

そもそも血糖値を爆上げするようなものを食べていなければ、10kg以上の減量の前後で、HbA1c0.4%程度の差にしかならない、というのは重要なポイントだと思います。

 

話を戻します。

最大血糖値を下げると、体重が減るという結果が後からゆっくりついてくる、というのは大きなポイントです血糖値が200も300もあって、糖が体内に溢れかえっている状態で、やせるわけない、といえば直感的にも分かりやすいのではないでしょうか。

◯血糖値の改善 -> 減量

☓減量 -> 血糖値の改善

ここの因果関係が逆だということを認識しておかないと、いつまでも血糖値は正常化せず、体重が落ちることもない、というドツボにハマる可能性が高いです。

そして、体重を10kg以上落としたところで、HbA1cの低下効果は多めに見ても0.4%とかその程度であって、体重減少そのものに劇的なHbA1c改善効果は見られない、ということも付け加えておきます。

 

結論:HbA1c(血糖値)を下げるのに複雑な条件は不要。やるべきは・・・

『カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)が下がらない』とか『複雑で難解な条件を達成しないと糖尿病は良くならない』など、そんな誤解をしていませんか?

 

カロリー制限やハードな運動でやせる努力をすること、それが悪いとは言いません。

しかし、カロリー制限やハードな運動はHbA1c(血糖値)を下げるための適切な努力ではありません。場合によってはHbA1c(血糖値)は更に高くなります。

また、やせなきゃHbA1c(血糖値)が下がらないと思って体重計を見ていても、血糖コントロールはうまくいきません。なにせ、やせるためには、まず血糖コントロールが必要ですから。

そして、やせたところで、それだけでHbA1c(血糖値)が劇的に改善することなどないというオチまでついてきます。

大変な苦労をする割に見返りが少なすぎると思いませんか?

 

HbA1c(血糖値)を下げたければ、体重計ではなく、血糖測定器(とりわけCGM)を見るのが一番近道です

なぜ、CGM(フリースタイルリブレ等)を見るのか。

それは、目標の血糖値を超えさせるようなナニカを特定し、自身の生活から排除するためです。

ただそれだけで、マダオの血糖値は一気に改善しました。

カロリー制限なんてしてませんし、運動もしてません。薬も使っていません。

そもそも血糖値を上げすぎなければ、無理して下げる必要などないのです。

 

血糖値は頑張って下げるべきものだ、と考えるのは大きな誤解です。

高血糖を招くナニカを積み木のように積み上げた結果が、糖尿病と診断されるまでに至った高血糖の正体です。言い換えれば、我々は毎日、高血糖を維持するための努力を無意識に行っているということです。新たに積み上げるのさえ止めてしまえば、後は体が勝手に消費してくれれるのを待つだけです。なにせ、積み上がったナニカの本来の役割は積み木ではなく、薪(体を動かす燃料)なのですから。

 

余談ですがマダオの場合、高血糖を招くナニカは、砂糖やぶどう糖果糖液糖の入った加工食品であり、米であり、小麦の入った製品でした。変わり種としては鼻詰まりのために使っていた点鼻薬、昔から常備薬にしていた風邪薬、血糖値を下げるための糖尿病薬(これは効きすぎて夜間低血糖⇨早朝高血糖になっていた)なんかもあります。

 

24時間リアルタイムで血糖値を測定・記録してくれるCGM(フリースタイルリブレ等)は、日々の生活で何が血糖値に良くて何が悪いのか白日の下に晒してくれます。食事、運動、睡眠、薬、通勤、仕事、etcetc。生活上のイベントのどれ1つとっても血糖値に影響しないものはありません。

自身の血糖値と向き合い、日常に潜む高血糖の原因を排除できれば、HbA1cは下がり、体重だって後を追うように減っていくのです。

CGMを使わずに血糖値を正常化させることはできない、とまでは言いませんが、1回(2週間)は使った方がいいと思います。

 

以下の記事で書いた通り、巷で言われている『血糖値に良い食事』や『血糖値の下がる運動』などが、必ずしも自身の血糖値にいい影響を与えていないという事が分かるでしょう。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

そして、以下の記事で書いた通り、血糖値を下げるためには、炭水化物(糖質)の量だけでなく『質』にも留意するといいでしょう。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

とりあえず分かった!でもどこから始めれば良いかな、という方には以下の記事をオススメします。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

そこから色々対策を進めていく内に分かることではありますが、主食の内容見直しと砂糖の摂取量の制限は優先的な課題として向き合うことになると思います。

そんな時は以下の記事を参考にしてもらうといいでしょう。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

ここまで来ると血糖値を下げるイメージが大分固まってきたかと思いますが、血糖値を急に下げすぎないことは非常に重要です。

ある意味、これが本ブログで一番重要な情報なのかもしれません。

突然死など深刻な事態を引き起こす可能性があります。

 

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

さて、随分長くなってしまいましたが、もう一度お尋ねします。

皆さんは、カロリー制限をして、ハードな運動をして、やせない限り、HbA1c(血糖値)が下がらないと思いますか?

 

alu.jp

 

 

 

 

 

最後に本ブログ利用における注意点を1つ。

血糖値の変動幅というのは、糖尿病の重症度、個々人の体質、一日の活動量によって大きく変わります。

マダオにとっては菓子パンは毒物同然ですが、貴方にとっては血糖値の上昇をもたらさない善き隣人であるかもしれません。これは、貴方の血糖値を実測してみないことには、血糖値がどれだけ変動していくのか、誰にも分からないということです。貴方が糖尿病患者であれば、9割以上の確率で血糖値が急上昇するだろうな、と予想はできますが、絶対ではありません。

 

つまり、他人の血糖値の変動幅のみを基準にして自身の治療方針を決めてはならないということです。

なので、どこの誰が言ったことだろうが、情報を丸呑みにしてはいけません。面倒でしょうが、最低1回はCGM(フリースタイルリブレ等)で自身の血糖値をしっかり計測し、自身に当てはまる情報なのか検証することをオススメします。

マダオの場合、初めてもらった処方薬はCGMをつけた状態で服用し、血糖値に異常が起きないかの監視すらしています。

 

マダオにとっての真実はあなたにとっても真実とは限りません。逆もまた然り。

医師の処方薬ですら、恐ろしい副作用(糖尿病薬の場合は大体低血糖)が起きる可能性があるのはキチンと明記されており、貴方に激甚な副作用が発生しない保証はありません。検証を行い、専門家と相談しつつ、自分に有用な情報のみ取り入れていただければと思います。

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

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当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。

尿検査(微量アルブミン)やってますか?

はい。こんにちは。

マダオです。

 

いきなりですが、尿検査(微量アルブミン)やってますか?

微量アルブミンの検査は頼まないとやってくれない先生多そうなので、念のため書いておきます。

一般に糖尿病歴10年以上ないと腎症にならないと言われているのですが、何事も絶対はありません。

 

尿蛋白の+やGFR値の悪化より先に、微量アルブミン検査により腎症の発症を知ることができる、ということは意外と知られていません。

と言うよりも、微量アルブミンの数値しか腎症1期~3期を規定できるものがないので、GFR値しか見てこなかった場合、いきなり4期や5期(透析治療が必要な段階)になっている可能性があるということです。

 

ある日突然「人工透析です」と告げられたら? 高血圧、高血糖、高コレステロールの人が知らない『あるリスク』|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 様

 

マダオの場合はたまに尿蛋白が+で出ますが、GFR値は90あります。

しかし、微量アルブミンは既に120あっため、腎症2期という診断が付きました。

糖尿病歴10年どころか、たった2年足らずで1期を飛び越しておりました・・・orz

 

これの何が恐ろしいかというと4期になると透析が見えてくることです。

そして、腎症のステージを後戻りすることは難しいということ。

2期程度までなら血糖コントロールのみで後戻りすることもあるらしいのですが、3期以降になると進行を抑えることすら難しくなるとか・・・。

 

糖尿病腎症 (とうにょうびょうじんしょう)とは | 済生会 様

糖尿病性腎症(発症・進展予防) | 山口県済生会下関総合病院 様

 

なので、糖尿病の診断が付いてる諸兄は、尿検査(微量アルブミン)をした方が良いです。

糖尿病も腎症も加齢で進行する病気ですし、透析になると余命が健常者の半分になると言われています。

 

慢性腎臓病と診断されたら 慢性腎臓病について知る | 腎援隊 様

 

最近、いくつかCKDの薬が承認されたため、早期に発見できれば後戻りできるかもしれません。

まぁ、そう言ってるマダオ自身は例によって薬が使えないんですけどもね(白目

 

微量アルブミンも75GOGTTも健診についていればいいのに・・・

 

関連記事はこちら。

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

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窓をふさごう!(寒さから血管を守るポンコツDIY)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

突然ですが、皆さんの居間、寝室、トイレ、洗面所の室温は何度になっていますか?

1月末、早朝4時のマダオ家では、居間18度、寝室20度、トイレ17度、洗面所17度でした。

(寝室のみエアコン使用)

 

それが一体どうしたのか、というと、最近話題になっている以下のような問題が関連しています。

 

「18度未満の寒い家」は脳を壊し、寿命を縮める 最新研究でわかった室内温度リスク | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 様

 

冬の死亡増加率「全国一低い」のは寒い北海道、逆に高いのは? 「寒い家」が引き起こす桁違いの健康リスク(1/4)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット) 様

 

どちらも慶應義塾大学の伊香賀先生の研究のお話なのですが、

◯室温を18度未満にすると脳や血管を害し、寿命を縮める

◯WHO推奨基準の18度を満たす家は日本に1割しかない

という点に集約されます。

しかも、平均で基準を満たしている都道府県はなんと北海道のみ、らしいです。

 

我々糖尿病患者は、高血糖の結果、全身の血管が脆くなっているので、寒い環境に長時間身を置くことや、家の中であっても寒暖差が大きい場所に行くことは命取りになりかねません。

 

でもエアコン使っても、そんなに暖かくならないし、運転止めるとすぐ寒くなるんだよね、というお話もあるでしょう。

 

それは前述の通り、家の断熱がしっかりされていないからです。

そもそも日本の家は質が低く、設計段階から断熱できない仕様になっているので、根本的な解決は難しいのです。

 

では、できることは何も無いのか、というと、そんなことはありません

窓(開口部)をキチンとふさぐと大きな断熱効果が見込めるのです。

多くの日本の住宅は、単板ガラスにアルミサッシで窓を塞いでいます。

が、ガラスも金属も断熱効果はないに等しいです。

そういう意味で、玄関ドアも大体金属なので、断熱効果はゼロです。

さらに言えば、アルミサッシの品質が非常に低いため、隙間風が普通に入り込んできます。

結果として約60%の熱が開口部から逃げてしまっているのです。

逆に言えば開口部さえ塞いでしまえば家の中の熱の半分以上を保持できるということです。

 

ここで出てくるのが二重窓というキーワードです。

内窓ともいいますが、既存の窓枠の内側にもう一つ窓を作る手法です。

内窓は気密性の高い樹脂サッシに複層ガラスを備えるパターンが多く、冬場だと関東地方でも体感温度が5度は変わってきます

部屋を温めた場合も温まりやすく冷めづらくなります。

良い事だらけ!ではあるものの、1箇所数万の工事費がかかります。

予算に余裕があるなら、プロに頼んで全部の窓を二重窓化した方が良いでしょう。ですが、みんながみんなお金持ちというわけじゃないでしょうし、ガチ無職のマダオさんも避けたい選択肢です。

 

では具体的にどうするか、というお話が本題です。

実は内窓の要諦は、既存の窓と室内の間に空気層を作る、というところにあります。

空気層を作り、隙間風をなくすことができれば、間に挟む素材は割りと何でも良かったりします。

 

剛の者のお話ですが、サランラップで自作した内窓でも効果があった、という人もいたりします。

さすがにサランラップでは薄すぎて耐久性に難がありますが、梱包用のプチプチをロール単位で購入して、窓枠に隙間なくテープで張ってしまえば、二重窓の効果は発揮できるのです。

開閉の必要がない窓は冬場は完全に塞いでしまうと吉でしょう。

逆に出入りがそれなりにある掃出し窓などはどうするか、ですが、ガラス部分にプチプチを張ってしまうのが1番簡単です。隙間風は防げませんが、ガラス部分を覆うだけでも大分違います。

玄関ドアも同様の考え方で、室内側のドア表面にプチプチを貼れば出入りの邪魔にはなりません。

ここで大事なのはテープをケチらずに四辺をキッチリ密閉することです。隙間があったら空気層を維持できません。プチプチの平らな面にテープを貼らないと隙間が出来るのも、気をつけるポイントです

 

見た目は残念ではありますが、腰高窓1箇所であれば材料費は200円もかからず断熱効果が得られます

電気代の節約効果だけでも十分元が取れます。

 

必要な道具は、

◯はさみ

◯プチプチロール

◯養生テープ

だけで、計測する必要も定規を使ったりする必要もありません。

非常に簡単です。

なお、ガラスに直接プチプチを貼る場合、結露の状態によっては養生テープが剥がれることがあります。そんな時はテープではなく事務用の液状のりで接着した方が良いこともあります。

 

ただし、難点が1つ

ガラスと違いプチプチは紫外線に弱く、強い日差しに当たる部分だと1年程度でボロボロに崩れます

DIY界隈で人気のプラダンも同じ弱点があり、耐久性という意味ではプチプチと大差ありません。(プラ、ビニール系の宿命です。軽くて固定が簡単な分プチプチの方が良い素材だと思います。安いし)

なので、基本は1シーズンの使い捨てになる、ということです。

そういうわけで、プチプチを固定するテープについては養生テープをオススメしました。

ガムテ等を使うと、後で大変なことになります・・・(震え声)

 

1シーズンの使い捨てなので、いちいち設置する面倒臭さはあるものの、当ブログの読者さんは、健康の重要さをご存知の方が多いと思います。

ビニールハウスに住んでるような状態になれるので、1回試してみてはいかがでしょうか

 

一例として、マダオ自作のプチプチ内窓有りの納戸で計測したところ、内窓の外は8度、室内は15.5度でした。8度の空気が室内に入って来るのをせき止めてる訳だから、200円でかなりの効果ですね(自画自賛

 

 

窓をふさぐだけで信じられないほど暖かくなります。

 

 

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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。