可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

窓をふさごう!(寒さから血管を守るポンコツDIY)

はい。こんにちは。

マダオです。

 

突然ですが、皆さんの居間、寝室、トイレ、洗面所の室温は何度になっていますか?

1月末、早朝4時のマダオ家では、居間18度、寝室20度、トイレ17度、洗面所17度でした。

(寝室のみエアコン使用)

 

それが一体どうしたのか、というと、最近話題になっている以下のような問題が関連しています。

 

「18度未満の寒い家」は脳を壊し、寿命を縮める 最新研究でわかった室内温度リスク | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 様

 

冬の死亡増加率「全国一低い」のは寒い北海道、逆に高いのは? 「寒い家」が引き起こす桁違いの健康リスク(1/4)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット) 様

 

どちらも慶應義塾大学の伊香賀先生の研究のお話なのですが、

◯室温を18度未満にすると脳や血管を害し、寿命を縮める

◯WHO推奨基準の18度を満たす家は日本に1割しかない

という点に集約されます。

しかも、平均で基準を満たしている都道府県はなんと北海道のみ、らしいです。

 

我々糖尿病患者は、高血糖の結果、全身の血管が脆くなっているので、寒い環境に長時間身を置くことや、家の中であっても寒暖差が大きい場所に行くことは命取りになりかねません。

 

でもエアコン使っても、そんなに暖かくならないし、運転止めるとすぐ寒くなるんだよね、というお話もあるでしょう。

 

それは前述の通り、家の断熱がしっかりされていないからです。

そもそも日本の家は質が低く、設計段階から断熱できない仕様になっているので、根本的な解決は難しいのです。

 

では、できることは何も無いのか、というと、そんなことはありません

窓(開口部)をキチンとふさぐと大きな断熱効果が見込めるのです。

多くの日本の住宅は、単板ガラスにアルミサッシで窓を塞いでいます。

が、ガラスも金属も断熱効果はないに等しいです。

そういう意味で、玄関ドアも大体金属なので、断熱効果はゼロです。

さらに言えば、アルミサッシの品質が非常に低いため、隙間風が普通に入り込んできます。

結果として約60%の熱が開口部から逃げてしまっているのです。

逆に言えば開口部さえ塞いでしまえば家の中の熱の半分以上を保持できるということです。

 

ここで出てくるのが二重窓というキーワードです。

内窓ともいいますが、既存の窓枠の内側にもう一つ窓を作る手法です。

内窓は気密性の高い樹脂サッシに複層ガラスを備えるパターンが多く、冬場だと関東地方でも体感温度が5度は変わってきます

部屋を温めた場合も温まりやすく冷めづらくなります。

良い事だらけ!ではあるものの、1箇所数万の工事費がかかります。

予算に余裕があるなら、プロに頼んで全部の窓を二重窓化した方が良いでしょう。ですが、みんながみんなお金持ちというわけじゃないでしょうし、ガチ無職のマダオさんも避けたい選択肢です。

 

では具体的にどうするか、というお話が本題です。

実は内窓の要諦は、既存の窓と室内の間に空気層を作る、というところにあります。

空気層を作り、隙間風をなくすことができれば、間に挟む素材は割りと何でも良かったりします。

 

剛の者のお話ですが、サランラップで自作した内窓でも効果があった、という人もいたりします。

さすがにサランラップでは薄すぎて耐久性に難がありますが、梱包用のプチプチをロール単位で購入して、窓枠に隙間なくテープで張ってしまえば、二重窓の効果は発揮できるのです。

開閉の必要がない窓は冬場は完全に塞いでしまうと吉でしょう。

逆に出入りがそれなりにある掃出し窓などはどうするか、ですが、ガラス部分にプチプチを張ってしまうのが1番簡単です。隙間風は防げませんが、ガラス部分を覆うだけでも大分違います。

玄関ドアも同様の考え方で、室内側のドア表面にプチプチを貼れば出入りの邪魔にはなりません。

ここで大事なのはテープをケチらずに四辺をキッチリ密閉することです。隙間があったら空気層を維持できません。プチプチの平らな面にテープを貼らないと隙間が出来るのも、気をつけるポイントです

 

見た目は残念ではありますが、腰高窓1箇所であれば材料費は200円もかからず断熱効果が得られます

電気代の節約効果だけでも十分元が取れます。

 

必要な道具は、

◯はさみ

◯プチプチロール

◯養生テープ

だけで、計測する必要も定規を使ったりする必要もありません。

非常に簡単です。

なお、ガラスに直接プチプチを貼る場合、結露の状態によっては養生テープが剥がれることがあります。そんな時はテープではなく事務用の液状のりで接着した方が良いこともあります。

 

ただし、難点が1つ

ガラスと違いプチプチは紫外線に弱く、強い日差しに当たる部分だと1年程度でボロボロに崩れます

DIY界隈で人気のプラダンも同じ弱点があり、耐久性という意味ではプチプチと大差ありません。(プラ、ビニール系の宿命です。軽くて固定が簡単な分プチプチの方が良い素材だと思います。安いし)

なので、基本は1シーズンの使い捨てになる、ということです。

そういうわけで、プチプチを固定するテープについては養生テープをオススメしました。

ガムテ等を使うと、後で大変なことになります・・・(震え声)

 

1シーズンの使い捨てなので、いちいち設置する面倒臭さはあるものの、当ブログの読者さんは、健康の重要さをご存知の方が多いと思います。

ビニールハウスに住んでるような状態になれるので、1回試してみてはいかがでしょうか

 

一例として、マダオ自作のプチプチ内窓有りの納戸で計測したところ、内窓の外は8度、室内は15.5度でした。8度の空気が室内に入って来るのをせき止めてる訳だから、200円でかなりの効果ですね(自画自賛

 

 

窓をふさぐだけで信じられないほど暖かくなります。

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。