2型糖尿病と診断され数ヶ月。
CGM(フリースタイルリブレ)にも慣れてきた頃。
自分の血糖値データを見ていく中で、当時の主治医から指導される「カロリー制限」に対する疑問は日々強くなっていきました。
どう考えてもカロリーと血糖値の増減に相関が見られない気がしたのです。
とはいえ体感レベルのことで確証はありません。
そんなわけで自身の4つのデータを手持ちの54日分集計することにしました。
①自分の1日の血糖値平均データ(以下24時間血糖値と呼称)
②最大血糖値データ(その日一番高かった血糖値)
③摂取カロリーデータ
④摂取糖質量データ
以上が54日分(足掛け3ヶ月)の平均です。
それを踏まえて、以下のデータをご覧ください。
摂取カロリーが多かった上位5日の抽出データです。
カロリーは全平均の30%増しですから、24時間血糖値や最大血糖値もメチャクチャなはず!と思いきやどちらも全平均より低いです。
やっぱり糖質をいっぱい摂った日が上がるんじゃない?ということで以下のデータを御覧ください。
糖質の摂取が多かった上位5日の抽出データです。
糖質量が全平均の53%増だから、今度こそ24時間血糖値や最大血糖値がメチャクチャな・・・アレ?
24時間血糖値は全平均より僅かに低いですね。
最大血糖値は全平均の12%増なので、増えてはいますが、それほどの影響でも・・・?
じゃあ、24時間血糖値が高い日は、どれだけ暴食してるんだい?
ということで、以下のデータを御覧ください。
逆引きで一日の血糖値の平均が高かった上位5日の抽出データです。
全平均比で摂取カロリーが14%マイナス、糖質量が18%マイナスです。
あっれーー?食事量も糖質も減らしてるのに、数値悪化してない!?
いやいや、これくらいの血糖値の人にとって大事なのは最大血糖値だから、血糖値スパイクを重視しなくちゃ。
ということで最後のデータをご覧ください。
逆引きで最大血糖値が高かった上位5日の抽出データです。
全平均の34%上回る最大血糖値。
立派な血糖値スパイクが起こっているデータですね。
しかし、このときですら摂取カロリーは全平均より僅かに下です。
結論
以上(1)~(4)のどのデータを参照しても、カロリーの制限はマダオの血糖値に良い影響を与えるとは言えません。
また糖質量についてですが、血糖値との相関がありそうですが、(3)のデータで顕著に見られる通り、少ない糖質でも血糖値が上がるパターンがあるため、一律に量を論じるより質を重視すべきだと結論します。
あとがき
かつて診療してくれたお医者さんはマダオを見ると残念な家畜を見るような目つきで「食事を控えなさい。やせなさい」といってきました。(被害妄想?)
たしかに太っているとインスリン抵抗性が高くなったり、その他の成人病になりやすかったりするでしょう。
しかししかし!2型糖尿病を治療したくて通っている患者には、まず血糖値を下げるためのアドバイスをするべきではないでしょうか。
すくなくともマダオにとってはカロリー制限=血糖値改善ではありません。
また、真面目にカロリー制限をしても、やせるのに数ヶ月、下手をすると数年かかります。
そもそもダイエットに成功しない可能性すらあるんすよ。デブ歴=人生ですんで、自分。
(Mさん。40代男性。イメージ図)
患者がやせるまでの間、やせなさいといいながら、高止まりする血糖値を下げる薬を処方するだけが医療なのでしょうか。
このインターネットの時代、そんな先生ばかりではないと私たちは知ることができます。
マダオが参考にしている情報や動画を集めれば、何かの役に立つかもしれない。
そんな思いを込めて、第一号の記事をアップさせていただきます。
可能性のない獣 マダオ
CGM(フリースタイルリブレ)のススメについて書いた記事はこちら。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
続編UPしました。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。