はい。こんにちは。
マダオです。
初っ端から、このタイトルなので『頭の残念な人!?』と思われたかもしれません。
しかし、一応正常です。
ブログ運営をしていて、自分のブログが無くなった方がいいという気持ちになると思っていなかったので、筆を執りました。
このブログは自身の糖尿病の闘病記や医療従事者の発信する情報を集めたコンテンツを取り扱っています。
管理人としてはせっかく集めた情報ですから、色んな人に見てほしいし、役に立ってほしい、そう思っています。
実際、アクセスが1つでも増えてくれれば嬉しいです。
ですが、最近は悲しいと思うことも増えました。
GoogleやYahoo、bing経由でやってこられる方が想像以上に増えてきたからです。
実際問題、糖尿病を扱うHPはいくらでもあります。
検索結果で上位に来るわけでもない糖尿病患者の個人ブログにまでたどり着く閲覧者の人達はどれだけの苦しみを抱えているのでしょうか。
マダオも祖父二人を糖尿病で亡くしていて、自身も正真正銘の糖尿病患者です。
糖尿病と診断された時の気持ちは忘れることはできませんし、医師から「食事に気をつけてね」としか指導されなかった時は途方に暮れました。
糖尿病さえなければ、もう少しいい治療法さえあれば、せめて自分にあった療養方法が分かれば・・・。
こんな弱音を吐くことすら現実には難しく・・・。
このブログがあることで、そういう人達の気持ちを少しでも楽にできていたらいい、という思いが今は強くあります。
なので、マダオの理想は糖尿病の特効薬等ができて、病気の存在ごと本ブログの存在意義が無くなってしまうことです。
あー、糖尿病?そんな病気も過去にあったね。的な扱いになる世界が来るのを待ち望んでいます。
事実として、ここ20年ほどで新薬が次々に登場し、CGM(持続血糖モニター)も普及し始め、糖尿病の治療がまた一段高い領域に移ってきたのを患者の立場からも感じることができます。
マダオが特に注目しているのはCGMであるフリースタイルリブレという機械で、リアルタイムで24時間血糖値を測定できるようになりました。
これにより、今まで血糖値対策に有効と巷で言われてきたことが、全ての患者に一律に有効なわけではないことが判明してきました。
つまり、HbA1cは糖尿病を把握するための絶対の指標などではなく、一日の食事量の60%を炭水化物由来とするためのエビデンス(証拠)は存在せず、高強度・長時間の運動は必ずしも血糖値を下げるわけではない、ということです。
糖尿病治療の常識が今大きく変わろうとしているなか、医療従事者が1人の患者に使える時間は決して多くなく、また十分な知識を持った糖尿病専門医の数も多いとはいえません。患者の数も増える一方で、現状は決して糖尿病患者に優しい環境とはいえません。
解決できない悩みを抱える糖尿病患者の仲間たちが、こんなブログまでたどりつきませんように。たどりついてしまった人には少しでも役に立ちますように。
ある意味矛盾した思いを抱えながら、ネットの海の片隅で悪戦苦闘する『まるでダメなおっさん』の運営するブログへようこそ。
いつか存在理由が無くなる日が来ることを祈りつつ。
2022年11月 可能性のない獣 マダオ
当ブログの代表的な記事はこちら
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、食事・運動については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。