はい。こんにちは。
マダオです。
本日は、糖尿病を寛解(※)して、そろそろ3年のマダオの食生活についてお話します。
巷では糖尿病患者は1日3回食べろ、という話をする医療従事者が多いですよね。
今まで、食事の回数について意見表明してこなかったのですが、『1日3食』というのは糖尿病改善が目的の話ならデタラメだと個人的に思っています。
※寛解:投薬なしで3か月以上HbA1c6.5%未満を維持している状態のこと
体重の調整が必要な時は1食にすることすらあります。
それで血糖値がいつもより上がり、糖尿病が悪化したか?
答えは否。
HbA1cは9.7%から4.8%に下がり、体重は20kg以上落ちました。
そもそもの話、糖尿病は遺伝と老化で発症します。
では、どんな形質が遺伝していて、どの臓器が老化で弱るのか?
恐らくですが、
遺伝形質①そもそも膵臓の耐久性が低いor
遺伝形質②インスリンの出だしが遅い(日常的に高血糖になりやすい)
という原因により
老化 他人より早く膵臓が老化して機能喪失してしまう
という結果を招いているのです。
なので、生まれ持った膵臓の耐久値を使い切った人から発症するのが糖尿病だ、という理解をしています。
しかし、2型糖尿病は1型とは違い、膵臓の機能を全部失っている訳ではありません。
少なくとも発症時点で、膵臓の40%程度は正常に機能しているのです。
関連記事:
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ここまで考えた場合、2型糖尿病患者の食事はどうするべきか?
答えは簡単です。
できるだけ膵臓を労わってやり、残存する40%の機能を出来るだけ失わない事です。
そのためには、糖尿病発症以前の食事は1から見直す必要があります。
なにせその食事が膵臓機能の60%を破壊した結果、糖尿病の確定診断をもらったわけなので、どう考えても同じスタイルを貫くのは合理的ではありません。
食事は生きるために必要なので、全くのゼロにするわけにはいきませんが、膵臓に負荷をかける行為であることは否定できません。
また食後高血糖という言葉のとおり、血糖値を乱す行為でもあります。
であれば、食事内容に拘るのと同じくらい食事回数にも拘らねばなりません。
マダオの場合、12時間までなら絶食しても低血糖にはなりません。
なので、食事回数は1日2回としています。
マダオが、現在の病院食に不信感を抱いているのは、何も食事内容のことばかりではありません。
なぜ血糖値が高い患者に、無条件で1日3食食べさせるのか?
血糖値が200も300もあるなら、下がるまでは1日1食でも良いはずです。
少なくとも血糖値の観点からは栄養補給の必要性は全く無いし、まして白米や玄米などという危険物を与える意義などどこにも無いからです。
現在の日本の糖尿病治療は多くがデタラメです。
半世紀以上昔の常識である『一人一人の血糖値を把握することが極めて困難である』という土台に則り、血糖値的に無意味か有害な指導を一律に患者に押し付けています。
今、血糖値はほぼリアルタイムで測定可能になっています。
その結果、血糖変動は個別性が極めて高いという事が分かってきました。
同じものを食べて、同じ運動をしても、血糖変動は人により全く違うのです。
つまり、食事内容、食事回数、運動内容、運動回数は、一律に決められるようなものではなく、血糖測定に基づいて個別に定めねばならない、ということです。
オーダーメイド医療、というと途端に胡散臭い感じになりますが、糖尿病の治療には絶対に取り入れなければならない視点です。
一律の食事療法、運動療法の指導により、どれだけ多くの糖尿病患者が死亡しているのか、医療従事者はもう少し思いを馳せて頂きたいものです。
どうせ血糖値なんて見えないんだから。
どうせ糖尿病は良くならないんだから。
そんな思いで適当な指導をしている方がとても多いようですが、それらの適当な嘘は既に暴かれつつあります。
血糖値はリアルタイムに測定・記録が可能になっており、やり方次第で多くの糖尿病患者が寛解できるようになったのです。
CGM(フリースタイルリブレ等)により連続した血糖変動データを取得したうえでないと、食事療法・運動療法の適切な指導は不可能である。
この事実は、医療従事者だけでなく患者側も認識しておく必要があります。
貴方の血糖値は、貴方が測定しない限り、神様以外には分かりません。
何が良くて何がダメか。
これは血糖変動データを見てからでないと誰にも判断できないのです。
さて、貴方の主治医や栄養士は貴方の血糖変動データを確認した上で、指導や投薬をしていますか?
それとも、HbA1cなどという時代遅れのピンぼけした数字だけで、適当な処置をしていますか?
1日3食は糖尿病を改善する上での絶対条件などではありません。
当然、糖質タップリの米食・パン食もです。
必要な栄養が摂取できるなら1日2食でも構いませんし、糖質が不足するなら他の血糖値を上げにくい穀物・野菜から摂れば良いだけです。
一律な指導で楽をできるのは医療従事者だけであり、我々患者はそのいい加減な指導により地獄を見てきました。
何が自分に必要なのか、その行動は本当に自分のためになっているのか。
今一度、皆さんにもお考え頂きたいと思います。

糖尿病によりQOLと寿命を失わないために自分に何ができるかを考える必要がある。
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。