可能性のない獣

半寝たきりの2型糖尿病患者が書くあれこれ

【実験】マダオ vs 鮭の塩麹焼き

はい。こんにちは。

マダオです。

 

以前から、当ブログでは、糖質の量ではなく質に注意しろ、と言ってきました。

血糖値を実測すれば誰でも分かることですが、糖質の質・つまり内容についてはその重要性が周知されているとは思い難い現況があります。

 

牛乳200ccと濃度5%の砂糖水200ccのどちらが血糖値を上げるのか。

糖質量は同じですが、砂糖水の方が圧倒的に血糖値を上げます。

当然、カロリーは砂糖水の方が低いですが、何の慰めにもなりません。

 

米、小麦、砂糖類は1グラムであっても血糖値を不安定化させる、というのもチョコチョコ言っています。

数ある糖質の中で抜群に危険なのが、この3つだからです。

繰り返しになりますが、牛乳由来の糖質と砂糖由来の糖質は、同じ質量でも血糖値に与える影響は数倍違うのです。

もちろん血糖値の上昇幅は、糖尿病の重症度、個人の体質、一日の活動量など多くの変数が関係しているので、全ての糖尿病患者に一律に絶対間違いなく米、小麦、砂糖類が危険だとは言いきれません。

しかし、かなりの確率で我々の糖尿病を悪化させる物質です。

 

今回は、その一例として、マダオの血糖値の測定結果を公表します。

品目は、鮭の塩麹焼き。

 

一人前75グラムで糖質量は推定4グラムです。

なお、ご存知だと思いますが、塩麹とは米の加工品です。

 

食前 90

30分後 130

45分後 80

60分後 70

75分後 80

90分後 90

 

糖質4グラムで30分後40の上昇、60分後60の低下です。

見事な血糖値スパイクが起こっていますね。

(血糖値スパイクは医学用語でないため明確な定義は無いのですが、30分で60以上の血糖値変動がある場合、そう呼ぶことが多いようです

なんと糖質1グラムあたり、10の上昇、15の低下です。

意地汚い話ですが、できれば今後も食べたかったので、麹が多く付着しているであろう皮部分は丸ごと残しています。にも関わらずこの結果です。

 

当然、普通の塩焼きでしたら、こんな異常な変化はしません。

上昇幅は精々15ですし、低下もなだらかで食前血糖値を割り込んだりもしません。

 

鮭、というか魚全般は血糖値的に安全な食品ですが、調味料1つで、一気に危険物へと早変わりします。

これに加えて、砂糖やブドウ糖果糖液等の入った食品、米、小麦などを食べたら、どれだけ恐ろしい結果を招くかご想像いただけると思います。

 

塩麹は確かに美味しい。

きっと健常者には健康効果もあるのでしょう。

しかし、米なのです。

我々糖尿病患者には、かなりの危険物です。

 

特に米、小麦、砂糖類を口にする時は、必ず血糖測定を行い、血糖値的に安全かどうか確かめましょう。

糖質量が4グラムだから大丈夫!ではなく、米を4グラムも摂って本当に大丈夫なのか?という慎重さを持って生活した方が良いでしょう。

 

結局、塩焼きが安定なんだよなぁ

 

 

当ブログの代表的な記事はこちら。

HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

CGMマダオがイチオシする商品の一覧はこちら。

beast-of-no-possibility.hatenablog.com

 

 

なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。

個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。

 

参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。