はい。こんにちは。
マダオです。
果物は体に良い、などという話を聞いたことがあるでしょうか。
糖尿病患者でも、果物はしっかり摂るべき、と仰るお医者さんもいるほどですし、今度こそは安全な気がしてきますよね。
果物は安全・ヘルシー・血糖値が上がらない・ダイエットに最適・・・。
んなわきゃねーでしょー!!
まぁ、確かに砂糖や小麦にまみれたお菓子を食べるよりはいいと思いますよ。
でも、そこらのスーパーの商品でも糖度〇%などと書いてあるのが昨今の果物です。
甘さを売りにするため品種改良されているような果物が本当に血糖値を上げないと思います??
今回、糖尿病内科医の山村 聡先生がご自身の血糖値を測定して公表してくださっていますので、ご紹介します。
まずは、みんな大好きバナナ。
バナナ1本で50分後に41の上昇。(糖質は推定22g)
死ぬほど上がる!ってわけじゃないですけど、無視できるほど少ない上昇幅じゃありません。
次はりんご&なし。
りんご1/2個(120g)で30分後に30上昇。(糖質18.6g)
なし1/2個(220g)で30分後に66上昇。(糖質24.9g)
なしの方が危険物!かと思いきや、単純になしの方が大玉で半分量が大きかっただけのようです。
同じ重量なら、ほとんど差は無さそう。
でも血糖値のピーク速度はかなりのものですね。
最後はスイカです。
スイカ1/8カットで40分後の126上昇(糖質57.0g)
なお、40分値は機器エラーのため推定値。
100オーバーの上昇値!
ですが、糖質量から推測すると順当、ということになりそうです。
まとめると
バナナ1本で50分後に41の上昇。(糖質は推定22g)
りんご1/2個(120g)で30分後に30上昇。(糖質18.6g)
なし1/2個(220g)で30分後に66上昇。(糖質24.9g)
スイカ1/8カットで40分後の126上昇(糖質57.0g)
こうなります。
健常者の山村先生の場合、果物の糖質量の2倍前後血糖値が上がるようです。
しかし、糖尿病患者のマダオの場合、2倍程度じゃ済まないんですよね。
3倍以上の上昇をすることが多いです。しかもピークももう少し早い。
この辺は個人差がかなり出る部分なので一概には言えませんが、果物が糖尿病患者にとって安全・ヘルシーかというと・・・。
実際、当ブログ内では何回か言っていますが、マダオは果物を全く食べません。
少量でも血糖値が急上昇し、直後に血糖値が70未満にまで落ち込むからです。
また果糖は脂肪肝の原因と言われており、果糖を多く含む果物が糖尿病に良い影響を与えるとは到底思えません。(脂肪肝は糖尿病の原因である可能性が高い)
山村先生は、動画内で片手に収まる程度の量なら果物を食べて良いと仰っていますが、キッチリ血糖値の測定をして急激な高血糖や低血糖になっていないか確認した方が良いです。
果物を食べなくても死ぬことはありませんし、余計なものを食べない方が血糖値は安定しますから。
結論としては、果物だからといって特別に血糖値を抑制する効果があるわけではない、ということになります。
果物には果糖だけでなくブドウ糖やショ糖も含まれており、食べた量に応じてキチンと血糖値を上げてくれます。
もちろん血糖値の変動幅は、糖尿病の重症度、個々人の体質、一日の活動量によって大きく違います。なので、糖尿病患者であっても果物で血糖値があまり上がらない人もいるのかもしれません。
しかし、自身の血糖値を測定せずに『果物はヘルシーだってみんな言ってるから』などという理由で口にしてはいけない、ということは知っておくべきでしょう。
その他の山村先生の動画は以下リンクよりご覧いただけます。
山村先生の体当たり血糖測定!【医師検証動画】シリーズ
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。