はい。こんにちは。
マダオです。
冷やしたご飯は血糖値を上げない、などという話を聞いたことがありますでしょうか。
血糖値に関わるお話はCGM(フリースタイルリブレ等)が普及する以前に作られた都市伝説的なモノが多いです。
そもそも消化吸収できる食べ物なんですから、多少の温度差くらいで血糖値が劇的に変わるなんて考える方がおかしいと思うんですが、この都市伝説も信者が多いですよね。
様式美を守っていつものスタイルで申し上げましょう。
冷やしたご飯は血糖値を上げない?
んなわきゃねーでしょーが!!
マダオの場合、茶碗半分で血糖値が100近く上がりました。
いや、お前も試しとるんかい!って話ですけど、糖尿病になった直後に母から散々愚痴を言われまして・・・。
寝たきりで食事を準備してもらっている立場ですから、一回も試さずお断りできなかったんですよ。
そんな与太話はさておき、今回、糖尿病内科医の山村 聡先生がご自身の血糖値を測定して公表してくださっていますので、ご紹介します。
白米1杯で60分後116の上昇。
冷ご飯1杯で70分後117の上昇。
ピーク差でたったの1。しかも冷ご飯の方が高い。
うん、分かってた・・・。
含有する炭水化物量が変わらないのに、血糖値が大幅に変化するわけないんですよ。
完全に冷凍して歯が立たないくらいまで冷やす、とかだったら、もしかすると出だしは遅くなるかもしれないですけど、結局体内で消化吸収してしまえば一緒ですよね。
ちなみに山村先生は健常者であり、HbA1cも5%台前半です。
我々糖尿病患者が真似したら、血糖値がどういうことになるか・・・お分かりいただけますね??
糖尿病になっても、いままで通り白米を食べたい、という気持ちは非常によく分かります。
経済的にも安いですし、味にも慣れ親しんでいます。
だから、冷やして~とか玄米なら~とかそんな都市伝説が生まれるのです。
結論として、多少の小細工をしようが米自体が糖尿病患者にとって危険物であるという事実は変わらない、ということになります。
もちろん血糖値の変動幅は、糖尿病の重症度、個々人の体質、一日の活動量によって大きく違います。なので、糖尿病患者であっても冷やしたお米で血糖値があまり上がらない人もいるのかもしれません。
しかし、自身の血糖値を測定せずに『誰かが大丈夫だと言っていたから』などという理由で口にしてよいようなモノではない、ということは知っておくべきでしょう。
その他の山村先生の動画は以下リンクよりご覧いただけます。
山村先生の体当たり血糖測定!【医師検証動画】シリーズ
当ブログの代表的な記事はこちら。
HbA1c9.7→4.8にするために何をしたか公開中。
beast-of-no-possibility.hatenablog.com
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なお、本記事はマダオ個人の体験談とそれに基づく感想です。
個人個人で体質も糖尿病の重症度も違いますので、運動・食事等については自身の主治医や栄養士など専門家の意見を参考に行って下さい。
参考にした著作・HP・動画は当ブログ管理人のマダオが自身の糖尿病生活の参考にするため、閲覧させていただいている先であり、当ブログとは一切関係がありません。当ブログの記述に不正確さがあった場合、全て管理人のマダオに責任があります。